トヨタがいよいよ自動ブレーキ搭載へ。その実力は?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:トヨタ自動車
トヨタ・セーフティ・パッケージには、ヘッドライトのハイ/ローを自動的に切り替えるオートマチック・ハイビームが備わるが、さらに一歩進んだ機能として「LEDアレイAHS」も発表された。15年発売のモデルに装備される予定。
LEDアレイAHSは、複数のLEDをハイビームの光源として用い、それぞれを独立制御する。15~40km/hでは照射の範囲を広めた住宅地配光、40~80km/hでは通常配光、80km/h以上では照射の範囲を狭め、より遠くまでを照らす高速配光と、スピードによって配光の範囲や光量を調節することが可能。またステアリング操作に伴って照射範囲も移動する。オートマチック・ハイビームが先行車や対向車を認識すると自動的にロービームに切り替わるのに対して、LEDアレイAHSは先行車や対向車を認識すると、その部分のみをピンポイントでロービームとし、その他の部分はハイビームを保つことで、歩行者の見落としなどを防ぐ。
LEDがアクセサリー・ランプやポジション・ランプとして使われ始めたのがここ数年という感覚だが、実際にはLEDは今や高性能なヘッドライトの代名詞。最新の交通死亡事故発生状況(警察庁交通局データ)を見ると、死者の内訳で最も多いのは歩行者で、歩行者が死亡する事故の約7割が夜間に発生している。こうした現状と、どんどん進化するLED技術が連動し、自動車のライトは今後ますます進化しそうだ。
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