スズキ クロスビーは国民車目線でも単なる道具に納まらない実用小型車
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 6
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あらためての結論として、スズキ クロスビーはなかなか素晴らしき実用小型車であると筆者は思う。なぜそう思うかといえば、クロスビーは、実用車であると同時に「人の精神を高揚させる何か」でもあるからだ。
何らかの道具でも日々の食べ物でも、「使い勝手が良ければ、あるいは栄養があれば、とりあえずなんでもいい」という考え方も世の中にはある。それはそれでひとつの見識だ。
しかし実益一辺倒の何かよりも、実益に加えて「精神の高揚」ももたらしてくれる美しいアイテム、使う楽しみも感じられるギア、あるいは目でも楽しめる食べ物のほうが、より優れているという見識があってもいい。
クロスビーはまさにそれである。もちろん好みにもよるが、きわめて実用的でありながらポップセンスあふれる内外装が人の精神を刺激し、そして優れた車台とエンジンを中心とする活発な走りが、これまた精神を高揚させてくれる。
毎日使う道具にも何らかのチャームが欲しいと考えるタイプの人で、なおかつクロスビーのデザインがツボにハマるのであれば、間違いなく「買い」だろう。
ただし燃費は前述のとおり良好というほどではなく、走りが良いといっても、それは120km/h以下ぐらいの世界での話。トレッド(左右の車輪の中心間距離)が狭い背高ノッポな車であることは間違いないので、無茶なペースで走るべきではない。
全日本国民車評議会(通称:国民車会議)議長としての勝手な評価まとめは以下のとおりだ。
【クロスビー ハイブリッドMZ 2トーンルーフ仕様車(4WD)=218万9160円】
・車両価格:★★★★☆(お安い)
・気持ちよく走れる度:★★★★☆(日本の速度域では十分気持ちいい)
・燃費:★★★☆☆(もうひと声ほしい)
・積載性:★★★☆☆(フル乗車でもまあまあ)
・おしゃれ度(外観):★★★★☆(好みにもよるだろうが)
・おしゃれ度(内装):★★★★☆(なかなかのセンス)
・総合国民車度:★★★★☆
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