トヨタ新ブランド「GR」。ヴィッツGRMNほか注目モデルの走りを一気に試した
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:望月 浩彦、トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:望月 浩彦、トヨタ自動車
続いて乗った「ヴィッツ GR」も楽しい仕上がりだった。従来、「RS」に搭載されていた最高出力109psの1.5LエンジンにはMTもCVTも設定されているが、特にCVTには全日本ラリーなどで開発を進めてきたレーシングモードCVTが採用されている。10段の仮想ギア比を持ち、またブレーキング時にすぐにギア比を高速側に寄せずに、エンジンの高回転域をキープさせて、立ち上がりでの即座の加速を可能にするものだ。
実際、第1コーナーに飛び込んでいくときなど、回転系の針は5000rpm以上が保たれていて、その後のアクセルオンでは、まったくタイムラグを感じさせない加速を楽しめた。これならMTより速く走れるという人、少なくないかもしれない。但し、速度など多くのパラメーターの関係が複雑なのか、そこからほんの少し進入速度が低かっただけで制御が働かないということもあったのは、要改善としておきたい。
やはりザックスを使うシャシーの仕上がりも上々。ヘリカルLSDも結構良く効いていて、思った通りのラインをトレースするのが容易い。特にMTモデルは気に入った。費用対効果を考えたらこの日一番かもしれないと思えたほどだ。
ヴィッツは更に、ハイブリッドの「ヴィッツ GR SPORT」も印象的だった。このモデルは形式指定取得ということで車高はノーマルだし、エンジンパワーだって知れているのだが、躊躇なく全開にできる動力性能、姿勢変化の大きさを活かしてニュートラルから一瞬オーバーにも振れるフットワークには、GRMNと同じように楽しくさせられた。改めて、楽しさと速さは別の話だなと思わせてくれたのである。
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