i3市販モデル遂に試乗 BMW最大の勝負始まる
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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さて、BMWの発表したダイナミック性能は0-100km/h=7.2秒、最高速度はリミッターで150km/hに抑えられている。ちなみに空車重量1195kgに対して170ps力だから、パワーウエイトレシオはおよそ7kg/psとなるが、その加速感、というかドライブペダルに対する車の動きは同じ数値を持つ内燃機関搭載の車よりもずっと鋭い。町中の雑踏を抜ける時、あるいは高速道路への進入、さらに追い越しなど様々なシーンで、置いてけぼりを喰らった周囲のドライバーの反応をリアビューミラーでちらっと見るとニンマリとしてしまう。
しかも、これは走行プログラムでノーマルポジション(ここがデフォルト)なのである。さすがに「駆けぬける歓び」をスローガンとするBMWらしいセッティングだ。乗り心地はまっさらの新車のためややピョコピョコ落ち着かなかったが(慣らし運転で走り込めばこの現象は消えるだろう)、重心の低さを利点にワインディングロードでもミズスマシのように文字通りスイスイと走り抜けることができる。ちなみにアルミ製フロア(ドライブモジュール)に組み込まれたサスペンションは次期ミニに採用される。
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