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新型カングー先行試乗! 文化を味わうフランス旅

パリーブルゴーニュ往復600kmテスト!

乗ってもやはりカングーだった。今回は首都パリから南東へ約300km下ったワインの名産地、ブルゴーニュ地方のボーヌに向かったのだが、走り出すなり「カングーだな」と思った。とにかく乗り心地がハンパなくいい。

そもそもカングー好きは最初に見た目を裏切る圧倒的な乗り心地に感動し、“愛”すら感じてると思うが、その能力はますます開花している。ボディが大きく、1.5トン弱と重くなってる上、剛性はおそらく全然落ちてない。だから前から持っていた、路面の凸凹を吸収して走るような走りは健在で、それどころか進化している。シートも相変わらずカラダを包み込むような余裕のサイズと感触で、疲れ知らずだ。

見た目を裏切るステアリングのキレ味も、ボディが重くなった分若干落ちたが相変わらず素晴らしいし、踏んだとたん路面に吸い付くように止まるブレーキ性能も依然としていい。この辺は、さすがに走る、曲がる、止まるに手を抜かないフランス車だ。

一方、これまた前と同じだが、良い意味でも悪い意味で変わらなかったのが加速性能だ。カングーはそもそもエンジンに官能性などを求めず、ただひたすら使いやすさと安さを追いかけていたが、それは不変。というか、ボディが重くなる一方、エンジン性能がほとんど進化してないことを考えると逆に退化だ。

エンジンは6000rpmまで回すのが精一杯で、格別気持ちいいと言った類ではない。最高速はメーター読みだが平地で時速160kmちょい、下りで時速170km出れば良い方で、時速100km固定で、5速3250rpm、4速4000rpm、3速5000rpm。遮音性能もあってか、時速130km以上はどのギアを使ってもうるさい。

しかし、トルク特性はフラットでかなり使い易く、5速あるギアが適当に大ハズシしない程度に入っていればなんとか加速してくれる。ヘタに6速ない分、選ぶのが楽でいい。実際、往復600キロもそれほど疲れなかった。唯一、高速で重心が高くてふらつく点を除けばだが。

ドライビングポジションも完全にスポーツカーとは別個のトラックにも似たもので、使わない左足をドア側の縁に乗せて走るラクチンモードなども可能。カングーはカングーなりのドライビング世界があるのだ。

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