軽自動車のオイル交換は「半年／1年／2年」？ なぜ登録車より短い間隔でメンテナンスが必要なのか

ホンダ N-BOX

なぜ定期的なメンテナンスが必要なのか？

エンジンオイルは、潤滑・冷却・洗浄という3つの大きな役割を担っており、定期的な交換を怠るとこれらの機能が低下し、摩耗や焼き付き、異音の発生といったトラブルにつながります。

とくに軽自動車は排気量が小さいため、エンジン回転数が高くなりやすく、オイルの状態がエンジン性能や耐久性に直結します。

ホンダ「N-BOX」の取扱説明書では、エンジンオイルの重要性について次のように記されています。

「タービンは毎分10万回転以上で回り、700℃以上の高温になります。その潤滑と冷却はエンジンオイルによって行われます。交換を怠ると軸受部の固着や異音など故障の原因になります」と明記されています。

この記載はターボ搭載車だけでなく、エンジンオイルがクルマ全体の耐久性を支える要素であることを示しています。

また、スズキ「ワゴンR」のメンテナンスノートにも、エンジンオイル交換について以下のように明記されています。

「標準的な使用方法では、エンジンオイルは1万km、ターボは5000kmごとまたは6か月ごとのどちらか早い方で交換し、エンジンオイルフィルターは1万kmごとに交換してください。交換を怠ると燃費の悪化やエンジン不調、最悪の場合は故障につながります」と明記されています。

このようにメーカー側も使用状況に応じた定期的なメンテナンスの重要性を強調しています。