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N-BOXがプリウスを抜き首位へ。ムーヴキャンバス初登場【マーケット概況・9月】

2016年度上半期販売 登録乗用車が前年超え

2016年度上半期の締めくくりとなる9月の新車販売。結果を出したいのは各社共通の思いだが、実際はどうだったのか。順に見ていこう。まず新車全体の登録台数は42万9436台で、前月から27.6%拡大。一方、前年比では10.4%割り込んだ。

登録乗用車の新車販売台数は、合計26万9713台で前月から41%の増加。対前年比でも3.8%の増加となった。このうち普通乗用車は前年比15.2%増の15万4583台で6ヶ月連続の増加。小型乗用車は、前年比8.3%減の11万5130台で、5ヶ月連続の減少となった。普通乗用車は「トヨタ プリウス」が先頭となって全体水準を押し上げた。一方、小型乗用車は「トヨタ シエンタ」や「ホンダ フィット」などの販売上位モデルは好調だったが、市場は縮小傾向が続いている。なお、2016年上半期(4-9月)の登録乗用車全体の販売台数は前年比4.3%のプラスだった。

軽乗用車の9月の新車販売台数は、12万7192台で前月から43.5%拡大したものの、前年比では9.1%のマイナスとなった。前年割れは21ヶ月連続。8月には市場回復の兆しが見られたが、9月は再びマイナス幅が7ポイント拡大し、一本調子の回復とは行かない。国産乗用車全体に占める軽の比率は35.1%で、今年6月に30.6%で底を着いた時から回復基調にあるが、前年比ではあいかわらず3ポイント減となっており、軽市場の回復の道のりは険しい。2016年上半期(4-9月)の軽自動車の販売台数は前年比11.5%のマイナスとなった。

そんななか9月の登録台数では、軽乗用車の「ホンダ N-BOX」がプリウスを首位の座から引きずり下ろしてトップに立った。また、販売トップ20中に軽自動車は10台入っており、好調なモデルは登録車に負けない勢いを見せている。

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