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フィアット500X試乗。チンクとは別物のクラスを超えた走り

“フィアット500ベース”は正しくない!?

FCAによればコンパクトSUVのセグメントは欧米で急成長し、欧州では2013年から2014年の一年間で二倍の52万台に伸びたという。ライバルはどれも個性的で、ミニ ペースマン、ルノー キャプチャー、プジョー 2008、スズキ SX4、フォード エコスポーツ、さらに今年はマツダ CX-3も加わる激戦区だ。これら強豪を相手にする500Xの開発が入念に進められたのは言うまでもない。

実車でテストした走行距離はなんと500万km。メルセデスが地球を10周するという例えを超えている。ということで、500Xはフィアット500をベースに開発したというのは正しくない。むしろ500のデザインをモチーフにしながらも、中身は相当な骨太のSUVを開発したのである。日本ではミニやBMW X1、メルセデス・ベンツ GLAもライバルになりそうだ。ユーザーがもっとも気になるのはマツダ CX-3(ディーゼル)かもしれない。

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