サイズ拡大で取り回しは? 乗り心地改善? マツダの新型SUV「CX-80」のギモンを開発陣に聞いてみた
掲載 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹、マツダ 53
掲載 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹、マツダ 53
ミドルクラスSUVの「CX-5」などとベースを共有するCX-8に比べ、ラージプラットフォームを使用するCX-80ではボディが大型化。ボディサイズは車内空間の拡大へとつながっている。
パッケージングを担当した企画設計部の髙橋達矢氏は「フラッグシップとしてのゆとりを感じでもらえるよう意識した。2列目の室内幅は100mm以上拡大し室内高も高めている。乗った瞬間からゆったりとした空間を感じとることができる」と話す。
>>CX-80やCX-8、マツダのラージ商品群を写真で比較する
ミニバンをラインアップに持たないマツダにとって、3列目の快適性は非常に重要な意味がある。他社であれば、「3列目を重視するならミニバンをどうぞ」と案内することもできるが、マツダではそうもいかないからだ。
髙橋氏は「CX-80(の3列目)では、大人がしっかり座れる閉塞感や孤立感の少ない空間を目指した」と言い、リアドア開口部の拡大(+20mm)やステップの設置で3列目へのアクセス性を改善したほか、3列目の室内高を30mm拡大しシートに深く座ることができるようになったため、より快適に過ごせるようになったそうだ。
実際に身長172cmの筆者が3列目に座ってみると、膝周りも頭上空間も余裕があり圧迫感を感じなかった。またスイングドアにも関わらず乗り降りもスムーズで、USB充電なども備え“これなら十分使える”と素直に思えた。
主査を務めた商品開発本部の柴田浩平氏は「CX-8は走りもデザインも良くできたクルマ。3列目含む実用性をしっかり抑えているのがCX-8のポイントで、CX-80ではその方程式をしっかり継承させ、乗り換えユーザーからも『良くなった』と思ってもらえる」と自信を見せる。
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