総額ほぼ300万円。今度のカローラは理想の国民車になるか?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:望月 浩彦 2
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:望月 浩彦 2
その他、中間グレードとベースグレードに標準装備となるフロントの「スポーティシート」は座り心地もホールド性もなかなか良好で、後席の居住性も悪くない。天地方向の余裕はほどほどレベルだが、前後の余裕は十分以上だ。
荷室容量はスタイリッシュなフォルムのせいかやや少なめだが(352L)、フル乗車ではなく2~3名での使用を前提とするなら、後席背もたれを倒すなどして、「荷物グルマ」としても活用できそう。
問題は、やはり価格なのだろう。
というか「支払う価格に見合うだけの価値」を、この車に見いだせるかどうかというメンタルの問題だ。
前述のとおり、1.2Lガソリンターボの「G」を買うとなると、ざっくりとした支払総額はおおむね280万円。だがそれは必要最低限と思われるオプション装備を選択した場合であって、今回の試乗車両のように洒落た「サドルタン」のシート表皮等々をあつらえると、とてもじゃないがそれでは収まらない。
今回の試乗車両の具体的なオプション装備総額は69万833円。車両本体価格との合計金額は294万8033円に達する。で、実際買うにはそれにプラスして税金や手数料などの諸費用もかかるわけだ。
そう考えるとトヨタ カローラスポーツGとは、225万円の車ではなく「だいたい総額300万円ぐらいの車」と捉えるべきなのだろう。それは、筆者の感覚からすると国民車とは呼び難い。強いて呼ぶならば「上級国民車」だろうか?
だが金銭感覚というのは当然ながら人それぞれである。
「300万円? 余裕で安いじゃん」と思う人もいるだろうし、世の中には残価設定ローンという選択肢もある。また今現在「まあまあの下取り価格が期待できる車」にお乗りの方だっているだろう。
筆者個人の感覚に基づくなら、もう少し安めの車こそを「国民車」として推したい。そんな車の登場を待っている。だが国民各位の経済状況とメンタルが総額約300万円を許容するのであれば、1.2Lターボのカローラ スポーツGは「なかなかいい感じの国民車候補のひとつ」ではある。それが、結論だ。
全日本国民車評議会(通称:国民車会議)議長としての勝手な評価まとめは以下のとおりである。
【 カローラ スポーツ G(FF・CVT)=225万7200円 】
・経済性:★★☆☆☆(少々お高い)
・気持ちよく走れる度:★★★★☆(実用車としてはなかなか)
・燃費:★★★☆☆(まあまあかと)
・積載性:★★★☆☆(普通ぐらいでしょう)
・おしゃれ度(外観):★★★★☆(好みは分かれそう)
・おしゃれ度(内装):★★★☆☆(樹脂の質感がちょい残念)
・総合国民車度:★★★☆☆
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタ車体が提案! 斬新ドア採用の「クロスバンギア」は市販化する? ノアヴォク派生ぽい「“SUVミニバン”コンセプト」はどうなるの?
「えっ!?」スクーターメーカー「ベスパ」製の4輪車なんてあったの? 65年前に登場した4人乗りの“マイクロカー”を発見 どんなクルマ?
タクシー・ライドシェアに「チップ文化」は根付くか? 配車アプリ普及で、月収アップに追い風? その効果と課題を考える
買うなら今よ! 3代目[トヨタ・ヴィッツRS]走りが楽しすぎる件
金属の塊から削り出したよう! 新型BMW X3のシンプルかつ迫力ボディをデザインのプロが分析
“釣り業界最大級のイベント”過去最大!227社が出展する“釣りの祭典”『釣りフェス2025 in Yokohama』開催
日産とビームスのコラボレーションモデル、ついに登場!──GQ新着カー
【欧州】トヨタ“2代目”「C-HR」なぜ日本で売らない!? 最新版は“プリウス顔”の超カッコイイ「クーペSUV」に! 初代「大ヒット」でも未導入な理由とは
三菱ケミカルの植物由来プラ、ホンダ『X-ADV』に初採用
これが新型プレリュードの市販型!?マジカルシフト「Honda S+ Shift」をひっさげて、北米には2025年後半、欧州市場には2026年初頭から投入
日産の軽&コンパクトカー!! [ルークス]と[ノート]買うならどっちだ!?
1/22申込締切【Season3】中西孝樹の自動車・モビリティ産業インサイトvol.2「水素社会実現に向けたトヨタの取組み」
【裏返したジーンズを再現したシートカバー!?】 あの“ビームス”とコラボした日産の特別仕様車が6車種一斉発売
【ほぼ確定】トヨタの名車が続々。スープラ後継も担う「セリカ」、確度高まる「MR2」の価格と性能
【いよいよ明日から!】ガソリン補助金が減額。値上げ状況・暫定税率廃止など知っておくべき点をまとめた
スズキ「スイフトスポーツ」に“ファイナル仕様”登場。焼きチタン色の内装がスゴい…新型登場は1年後?
【本当に売ってるの?】去年話題になったトヨタの超高級SUV「センチュリー」を街で見かけない理由
【打倒アルファード?】帝王メルセデスが新型“高級ミニバン”のデザインをチラ見せ。今わかることは?
【販売店も困惑?】アウディ「A3」大幅改良も“格下”「ゴルフ」との上下関係が超ビミョーな理由とは
【ルーフレスの究極オープン】歴史的名車×F1技術が産んだメルセデスAMG新型「ピュアスピード」公開。どんな車?
【もはやノートPCサイズ!?】15インチ大型ディスプレイやマッサージ付きシートが付いた新型「ティグアン」試乗
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!