【完全復活で王者奪還へ？】新型「パジェロ」ついに始動。「ランドクルーザー300」にないPHEV＆S-AWCを武器に真っ向勝負

次期三菱 パジェロ 予想CG 「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

噂されるベースモデル候補の1つが日産「パトロール」

有力な噂のひとつは、日産「パトロール」をベースにした新型パジェロの開発です。ルノー・日産・三菱の3社連合が直面している近年の財務状況を考慮すると、非常に現実的なアプローチといえるでしょう。

実際、三菱の新型車の多くはルノー車のバッジエンジニアリングによって登場しており、将来的には、日産の新型「リーフ」などをベースにした車両の投入も予定されています。

今回の予想GCも、新型パジェロのボディにパトロールのデザイン要素を反映。ただし、フロントエンドには三菱の新興国向けクロスオーバー「デスティネーター」のデザインが取り入れた、独自性のある仕上がりです。テールライトは流行りの水平LEDストライプを採用という設定ですが、ボディパネルのデザインに違いはあるものの、プロポーションはパトロールベースで描かれています。

ボディを共有する場合、シャシーなどの技術的装備も「パトロール」譲りとなる可能性があります。新型パトロールは、横剛性が57％、ねじり剛性が25％向上した新開発のフレームを採用しています。

なお、現行パトロールはV8エンジンを廃止し、V6エンジンのみを搭載。自然吸気の3.8L V6（316hp／386Nm）と、ターボチャージャー付き3.5L V6（425hp／700Nm）の2種類が用意されています。

参考までに、日本仕様の4代目パジェロには、3.0Lまたは3.8LのV6ガソリンエンジンに加え、3.2Lの直列4気筒ディーゼルエンジンが搭載されていました。