デビュー10年を迎えた日産マーチ お買い得グレードがあるのか探ってみた
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:日産自動車 164
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日産の公式サイトによれば、おすすめグレードは下から2番目の「S プラムインテリア」とのこと。こちらは最廉価グレードである「S」に、まあまあしゃれた感じの装備を少々付け加えたものです。
このグレードには、中間グレード以上では標準装備となるアイドリングストップ機構やSRSカーテンエアバッグシステム、エンジンイモビライザーがオプションでも設定不可なのですが、「マーチのような実用車にそんなモノは要らない」と思えば、手頃な価格なS プライムインテリアはおすすめなのかもしれません。
このあたりの事実を「いかがなものか」と考える場合は、中間グレードである「X Vセレクション」か、「X Vセレクション パーソナライゼーション」あたりがちょうどいい選択となりそうです。
上級グレードの「G」と違って、インテリアのシルバーフィニッシャーやエアコン吹き出し口のメッキ加工、燃費表示機能などのメーター内ディスプレイは省かれますが、機能的には「無くても不足はない」とも言え、逆に「無いとちょっと困るかも」という装備類は、X系の2グレードはおおむねカバーしています。
と、マーチのグレード分析をしてみましたが、現行型は2010年登場と設計自体がいささか古く、お化粧直しではない本格的なマイナーチェンジも行われていないため、他社の競合と比べれば明確に劣っています。
そのため、もしもこれから日産マーチを買うのであれば、あまり高額ではないグレードの新車を大幅値引き込みで狙うか、もしくは認定中古車を探してみるなど、いずれにせよ「なるべく安価な予算で買う」というのが正解となるでしょう。
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