新型RXが壊したものと、葛藤を越えてたどり着いた“レクサスの味”
掲載 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 270
掲載 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 270
しかし、“対話できるクルマ”に仕上げるのは簡単ではなかったそうだ。
元々RXは、ラグジュアリーSUVとして北米で支持されてきた。マスタードライバーでありトヨタ自動車の社長である豊田章男氏も、テスト車両に試乗した際、走りにこだわり過ぎてRX独特の世界観や雰囲気を壊していいのか葛藤した瞬間があったそうだ。しかしすぐに思い直し、開発陣に次のように発破をかけた。
「やはりレクサスというブランドの中で、走りや対話は”共通の性能”として持つべきもの。それはRXであっても変えてはいけないし、やり続けなければいけない。RXをレクサスならではの味に仕上げてほしい」
この一言で、開発陣も腹が決まったそうだ。その証拠に、走りの基本となる”ボディの体幹”にも磨きがかかっている。
新型RXはNXと同じ「GA-Kプラットフォーム」を採用するが、リア部分を新開発した”バージョン2.0”とでも言える仕様。主要諸元は以下の通り。括弧内は従来型との差である。
全長×全幅×全高=4890(±0)×1920(+25)×1695(-10)mm
ホイールベース=2850(+60)mm
特筆すべきはホイールベース。大野CEは「クルマとしての素性を良くするためにホイールベースを伸ばしてトレッドを広げた。全ては走りのため」と話す。
>>次のページ RXを壊してほしい
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
[VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
3億円超のアルファ・ロメオの入手方法──新型33ストラダーレに迫る!
フェルスタッペン2位「今日のノリスは飛ぶように速かった」グリップに苦しみマシンにダメージも:レッドブル/F1第6戦
最高出力800PS、最大トルクは950Nm!ランボルギーニが初のプラグインハイブリッドSUV「ウルス SE」を発表
【角田裕毅F1第6戦分析】“ベストなレースタイム戦略”で7位。メルセデスも寄せ付けない走りをHRC折原GMも高く評価
後ろからドン!はずみでドン!ドン!「玉突き事故」は誰がどう悪くなるのか
レクサスLBXに「強敵」登場!? “アルファロメオ最小のSUV”新型「ジュニア」で判明している真実とは? 「ミト後継車種」の気になる実力
ツバメインダストリが搭乗型ロボット『アーカックス』を展示…SusHi Tech Tokyo 2024で予定
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!