日産が「中国で自動車輸出の新会社設立」でも「N7」の日本導入が非現実的な理由。期待したい“別モデル”の存在
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 24
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一方、前出のある業界関係者は、「N7が日本に輸出されるかどうかは不透明」としたうえで、次のように続けます。
「N7のボディサイズは全長4930mm×全幅1895mm×全高1487mmと、トヨタ『クラウン(セダン)』に匹敵する大きさです。ただ、このカテゴリーはドイツ系プレミアムブランドが強く、クラウン(セダン)ですら苦戦している印象です。
さらに、近年は国産セダンの人気が低迷しているうえ、新車販売におけるシェアが1%強であるBEVという点もN7にとっては向かい風です。おそらく、N7を国内に導入したとしても、月間販売台数は数百台規模と考えられます。
それならば、より大きな需要が見込まれる東南アジアや欧州へと輸出したほうが、ビジネス上のメリットが大きいのは明らかです。
そのため、まずは東南アジアや欧州への輸出が行われると思われます。
そうした市場の需要をある程度満たした後に、日本へと輸出される可能性も考えられますが、そのころにはN7の商品力もやや低下しているかもしれません。いずれにせよ、N7がほかの市場を差し置いて国内導入されることはなさそうです」
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