新型SL海外試乗!新技術オンパレード
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
幾つかのユニークなテクノロジーも紹介しよう。走りにもっとも影響するのはダイレクト・ステアリングシステムの採用だろう。このステアリングシステムは高速では過敏にならず、サーキットのような限界コーナーではクイックなギア比に変化する。低速では取り回しに便利なようにロックトゥロックが2.2回転とクイックになり、車庫入れなどではオートパーキングアシストが機能する。
予防安全性では従来のドライバーアシストシステムに加えてESC(ESP)を使ったベクタリング機構が新しく実用化されている。ESPの4輪独立ブレーキ制御を利用して、高速時の横風安定性を高めたり、外れたレーンに戻すレーンキープ制御はすでに実現しているが、今回は新しくコーナーの出口でアンダーステアが発生すると後内輪にブレーキ力を与えアンダーステアを解消するところまで踏み込んできた。
アルミボディのメリットを利用したバス(低音)スピーカーシステムも面白い。キャビンのフロント足元部分の中空アルミを利用し、ボリュームをあげても低音がソリッドに聞こえる低音用スピーカーが実用化された。もともと新しいアルミハイブリッドボディはロードのノイズが小さいので、オーディアはより澄んで聴こえるから、オープン状態でもボリュームを上げてハイファイオーディオが愉しめる。
「マジックビジョン・コントロール」と呼ばれる新ワイパーシステムにも驚いた。ワイパーブレードに複数の小さな穴があり、そのからウオッシャー液が噴射される。ウオッシャー液が飛び散らないのでオープンで走っていても車内に洗浄液が入ってこないし、視界性能も大幅に向上している。デモビデオでは時速250Km/hでも有効な視界が確保されていた。しかし私の得意技「ウオッシャー攻撃」はもう使えないのが残念だ。
空気抵抗の低減も燃費向上には重要で、新型SLの空気抵抗係数Cdは0.27と非常に小さい。その秘密はボディスタイルだけでなく、エキソーズトが通るところ以外は完全なフラットボトムを実現していることが挙げられる。
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