新型SL海外試乗!新技術オンパレード
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
「ついに真打ちが登場した」と私は直感的に思った。新型SLはちょっと大きなSLKに見えないこともないが、そこに込められた伝統やテクノロジーが“SLこそ”メルセデスを語るに相応しいスポーツカーであると証明しているのだ。
今年1月、デトロイトモーターショーで全貌が明らかになった新型SLの国際試乗会の舞台は、情熱の国スペインのアンダルシア地方。まずはそのファーストインプレッションをお届けしよう。
まずはテクノロジーのハイライトとなっているアルミ化の話をしておこう。新型SLの軽量化でアルミボディが重要なキーテクノロジーとなったことは私の想定内である。しかし、ダイムラーAGのボードメンバーでもあり開発部門のトップ・ウェーバー博士は「アルミ化は一つの手段で、軽量化を進めるには色々な素材を適材適所に使う複合材ボディが理想的です」と説明してくれた。もちろん、将来に向け量産型カーボンボディの研究開発も始まっており、本格的な複合材ボディの時代が始まったのだ。
近年のメルセデスのスポーツカーではスーパースポーツカーのSLS AMGが“オールアルミ”ボディで登場したが、量産モデルのSLとはコンセプトが異なる。SLは“コストと生産性”を考慮する必要があるからだ。
しかし、新型SLの複合素材ボディはSLS AMGロードスターよりも高い剛性値を実現したという。SLS AMGはクーペベースで設計されているので、ルーフをチョップしたロードスターの剛性はあまり高くない。
一方、SLは最初からオープンカーとして設計されているから、19000NmとSLSロードスターの16800Nmよりも剛性値が高いのだ。ルーフがないことを前提とし、フロアで剛性を保つ設計コンセプトだ。そのため、フロアにサンドイッチ構造(中空の二重構造)を採用したことが効いている。こうしてアルミ・ハイブリッドボディが完成したが、ボディだけで110kg、クルマ全体では140kgのダイエットに成功している。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
BMW M、開発責任者が交代…高性能モデルの新時代へ
スープラ生産終了記念、富士スピードウェイホテルで歴代6車種試乗イベント開催…2026年2月1-2日
ジェットスター「約8年4か月ぶりの新規国際線」開設 行き先は”ポテンシャル最強の観光都市”、時間帯も日本人には超便利!
12年ぶりの大刷新! スズキ「新型“2人乗り”軽トラ」まもなく発売! 斬新マスク&先進メーター採用! めちゃ進化した「キャリイ」ビッグマイチェンモデルに期待大!
オフロード感マシマシ! JAOS、新型トヨタ『RAV4 Adventure』専用カスタムパーツを発売
【MotoGP】シート喪失のオリベイラ「できることは全てしたが、十分ではなかった」最高峰通算5勝までのキャリアには満足感も
マツダは東京オートサロン2026に2025年レース参戦車両と新型CX-5を出展
本気で日本市場攻略!! 日本専用の「軽自動車×スライドドア」モデルがBYDから新登場! JMSに展示されたBYDのクルマたち
ホンダ、問われる部品調達の管理体制、半導体不足で日中工場を一時生産停止[新聞ウォッチ]
常磐線の「激レア行先」復活へ 上野から“太平洋を一望できる絶景駅”まで直通! 来年3月ダイヤ改正で
「水素エンジンバイク」に立ちはだかる障壁と、ヤマハの挑戦…開発者「環境と感動を、どちらも諦めない」
関東由来の名前いまだ無し!「海自の最新ステルス艦」が年の瀬に進水へ 艦名どうなる?
絶好調すぎて受注停止の「ヤリスクロス」。26年2月の改良では10.5インチディスプレイ採用で10万円ほど値上げ【販売店情報】
【軽なのに300万円超え…なぜ売れる?】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由
【誤解】トランプ大統領が「小型車の生産承認」を指示。それでも“軽自動車”の米国進出あり得ないと言える訳
【EVなんてまだ早い?】そう思う人向けに「ぜんぜん売れてない電気自動車」の意外と悪くない日常メリットを拾ってみた
車高は低くても価格が高すぎ!? 「RS」投入で「ヴェゼル」の販売が好調…装備内容を考えれば「納得」の声
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
【アレがない衝撃】アウディ新サブブランドの「E7X」量産モデルが初公開! アウディ伝統“4つのリングが完全消滅”の新顔で2026年発売へ
【正式発売】トヨタ新型「RAV4」がついに登場! 価格は450〜490万円で“最大約64万円上昇”。月販3000台目標も早期完売の可能性濃厚か
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!