ルノー・スポールが仕立てたコンパクトスポーツ、「トゥインゴ GT」が登場
掲載 更新 carview! 写真:ルノー・ジャポン
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ルノー・スポールが仕立てたRR(リアエンジン・リアドライブ)のコンパクトスポーツ、「トゥインゴ GT」が登場した。まず5速MTが10月19日から限定200台で発売され、年明け後には5速MTに6速EDC(エフィシェント・デュアル・クラッチ)も加わって、カタログモデルとして通常販売される。
新型トゥインゴGTがリアに搭載する0.9リッター3気筒ターボエンジンは、既存グレードから+19psの最高出力109ps/5750rpm、同じく+35Nmの最大トルク170Nm/2000rpmを発生する。
性能アップのキモは、通常はホイールアーチ上部に設置するエアインテークを左リアフェンダー上部に変更したこと。これによって、ターボチャージャーに入る空気の温度が12%低下し、またエンジンの吸気流量が23%向上し、ターボチャージャーの回転数を増加させることができたという。
さらに燃料ポンプやウォーターポンプを専用設計したほか、アクセルマッピングの変更、エキゾーストシステムの改良などを実施。それらの結果として、0-100km/h加速(欧州仕様値)では既存グレードから0.4秒ほど速い、9.6秒(5MT)/10.4秒(6EDC)をマークしている。
エンジン性能の向上に合わせてシャシーも強化。減衰力を専用チューンしたダンパーの採用や、アンチロールバーをより直径の大きいものに変更したほか、ESC(横滑り防止装置)の介入をあえて遅らせることで、曲率の大きいコーナーなどで後輪のスライドを感じさせ、コントロールする歓びを味わえるセッティングとしている。
限定モデルのボディカラーは、はじける火の粉をイメージさせる「オランジュ ブレイズ」のみ。内装でもこのオレンジをアクセントとしている。
外装では前述のサイドエアインテークやクローム・デュアルエキゾーストパイプ、ブラック・リアディフューザーなどを採用。存在感のある17インチ大径アルミホイールは、コンセプトカーの「Twin’Run」に装着されていたものと同じデザインだ。価格は224万円。
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