高くなった新型Cクラスに試乗。ステアリングは気になるが、これ買っときゃ間違いない
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 113
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 113
約7年ぶりにフルモデルチェンジしたメルセデス・ベンツCクラスは、微細にわたって考え抜かれ、従来型に対し、動力性能と先進性の面で確実に進化した。今や従来Cクラスに求められてきた内容の多くがFWD(とFWDベースの4WD)のAクラスセダンにも盛り込まれている。それを踏まえて、Cクラスは価格上昇をいとわず、明確に上級移行した。
新型Cクラスは過去最高にSクラスに似ている。Eクラスにも似ている。各モデルのヘッドランプの形状をはじめ、各モデルのディテールを見ると結構異なるのだが、全体から受ける印象は、SもEもCも似ている。さらに言えばAクラスセダンも同じデザインテイストだ。遠くからだとモデルを識別するのが難しい。ただしどれもメルセデス・ベンツであることはすぐにわかる巧妙なデザインだ。
今夏発表されたのは、セダンのC200、C200d、C200 4マチック、C350e(PHV)と、ワゴンのC200、C200d。ただしこの秋デリバリーが始まったのはセダンのC200とC200dのみで、その他のモデルは2022年のデリバリー開始が予定されている。近頃ほぼすべてのメーカーが半導体やハーネス関係の供給不足などによる生産遅れに悩まされているが、Cクラスも無縁ではいられない。
C200は1.5リッター直4ガソリンターボエンジン、C200dは2リッター直4ディーゼルターボエンジンを搭載する。いずれも9速ATと組み合わせられる。ガソリンもディーゼルもAT内に48V電源を用いたマイルドハイブリッドシステムのISGが組み込まれる。新型Cクラスは全モデルが電動車となった。
試乗したのはC200アバンギャルド。654万円。後から廉価版が出る可能性もあるが、現時点ではこれがボトム価格なのだからCクラスも高価になった。円が弱くなったというべきか。テスト車にはパッケージオプションのAMGライン(前後バンパーやホイールが専用デザインとなるほか、人工皮革ARTICOのシート、スポーツステアリングホイールなど)や、リアアクスルステアリング(後輪が60km/h未満で逆位相に、60km/h以上で同位相にそれぞれ最大2.5度切れる)などが装着され、726万4000円の仕様となっていた。
従来型の最高出力184ps、最大トルク280Nmから、同204ps、同300Nmへとパワーアップした。またマイルドハイブリッド用のモータージェネレーターの最高出力も、従来の10KW(13.6ps)から15kW(20.4ps)へと向上した。その結果、0-100km/h加速(欧州参考値)は8.1秒から7.1秒へと短縮。WLTCモード燃費も12.9km/Lから14.5km/Lへ。ポジティブな変化しかない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ヤマハのスクーター『NMAX』に「ターボ」登場!? 新型のキモは新技術の「電子制御CVT」
横浜ゴム、2024年パイクスピーク参戦車両にADVANタイヤを供給。3年連続の総合優勝を狙う
フェルスタッペン、幼少期はアロンソのファンだった?「カートに乗っていた頃、彼を応援していたんだ」
「ボンネットの閉め方」間違っていませんか?「丁寧なつもり」は逆に危険! クルマが壊れてしまう可能性も…
イタリア最古のメーカー発「最新なのに旧車の味わい」のバイクとは? モト・グッツィがこだわる“Vツインエンジン”の魅力は何か
1050馬力のハイブリッドトラック、ゴルフボールに着想のディンプルが空気抵抗を低減…中国長城汽車が発表
スカイグループとアウトモビリ・ピニンファリーナがハイパーカー 「Battista Cinquantacinque」と「B95」を公開
F1ドライバーでも、ル・マン挑戦は一筋縄ではいかない? オジェ、挑戦を大歓迎も「簡単じゃないぞ!」
日本限定30台!メルセデス・マイバッハから特別仕様車「S 580 Night Edition」が登場
<新連載>[サウンドシステム設計論]超基本形の「パッシブシステム」を組んでライトに楽しむ!
マクラーレン、LMDhマシンでのル・マン参戦計画が現実的に。規則延長で“余裕”生まれる「あとはタイミング次第」
ミラノ デザイン ウィーク2024リポート──自動車ブランドが描き出すモビリティの未来とは?|CAR
三菱「デリカミニ」と「eKスペース」が一部改良。デリカミニの人気グレードやカラーも公開
【100万円超えオーブンも】超高級家電でキメたレクサス公式「GX」が“ロールス的な世界”に到達
新型「X3」が「1シリーズ」級の未来感で爆誕。超スッキリ×イルミで新世代BMWデザインが完成
【また売れそう】新型「フリード」プロトタイプ試乗 見た目だけじゃなく走りも全方位アップデート
【仲良くしろ!】EV信者×アンチEVのドロ沼論争が今度は“マンションの資産価値”問題に発展
【2025年登場】次期「カローラ」の主力は「カローラクロス」に。BEVとPHEVも追加か
“リアル真子”が碓氷峠でドリフトをキメた日。モントレーで感じた成長への確かな手応え【下田紗弥加 全日本ラリーへの挑戦】
【ディーラー直撃】新型「フリード」価格詳報! 最安250万8000円、一番人気は「エアーEX」
「アメリカで軽トラが人気!」に見る“日本凄い”説のバカバカしさ。農家の下駄は本当にブレーク中?