ハデ顔作戦に出た三菱の新デリカD:5だが売れ筋5ナンバーミニバンの牙城は崩せない!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之 1
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之 1
とはいえインパクトある標準ボディ顔でも、決してヤリ過ぎ歌舞伎顔で失敗したマツダ「ビアンテ」のような不気味さはない。あくまでもメカデザインに徹した三菱テイストの良さが滲み出ているが、同時にこの戦略から三菱の苦しい台所事情も伺える。
あのトヨタですら2016年、人気ミニバン「エスティマ」に10年目のビッグマイナーチェンジを受けさせざるを得なかった現実。そこにはほぼ国内専用車たるミニバンに、そこまで開発費がかけられないウラ事情がある。
小沢が勝手に想像するならば、日産グループ傘下で復活を期する三菱も去年やっと4年ぶりのオールニューモデル、エクリプスクロスを出すので精一杯。いくら根強いファンがいるとはいえ、ミニバンのデリカにフルチェンジの手間ヒマはかけられなかったのだ。
とはいえこの3フェイス戦略を見ればわかる通り、MCデリカには驚くほど力が入っており、骨格たるプラットフォームこそ新しくできなかったがそれ以外はオールニューと言えるほど。
まずいいのはデリカD:5最大の売りとなるディーゼルエンジンの全面リフレッシュ。現在国産ミニバンでクリーンディーゼルが選べるのはデリカだけで、自慢の2.2Lターボに次世代規制もクリアできるよう尿素SCR(選択触媒還元)システムを初導入。そのほか燃料噴射や燃焼室形状を改善すると同時にフリクション低減を図り、ギアボックスを6速ATから8速スポーツモードATに進化させた。
結果、発進加速は明らかに力強く滑らかに。ピークパワー&トルクは107ps&380Nmとパワーは2ps下がっているものの、トルクが20Nm上がっているのと、なにより8AT化が効いている。発進に使う1速をローギアード化し、逆に高速で使う8速を約18%もハイギアード化。結果、出足では後ろから押されるような余裕のパワーを感じ、高速ではエンジンが2000回転も回らず静かになった。
ついでに尿素で排ガスをキレイにすることにより、無駄に燃料を使わなくなり、ハイギアード化と合わせて燃費も向上。実情に近いWLTCモードで12.6km/Lはかなりのメリットだ。とはいえ尿素を含むアドブルーを補充し続けなければいけない面倒は増えたのだが。
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