ルーテシアMC版に試乗。表情一新で魅力アップも17インチモデルに異議あり
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
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「カングー」「トゥインゴ」と並ぶルノー3本柱のひとつ、「ルーテシア」がマイナーチェンジ。とはいえパワートレイン系の変更は去年の春すでに行われており、今回はルノーのデザイン戦略である「サイクル・オブ・ライフ」を基軸に、そのアピアランスをより個性的なものへと改めることが主題だ。
ちなみにサイクル・オブ・ライフは6つのテーマを持っており、ルーテシアが担当するのは最初のステージである「LOVE」。パリで一番売れているBセグハッチ、そのコンパクトなボディに男女二人が乗り込んで、近しい空間で愛を育むという筋書きだろうか。文字にするとちょっとこっ恥ずかしいけれど、そんなロマンチックな妄想も似合うから、欧州車は楽しい。
マイナーチェンジで目を惹くのは、日本市場では初となる「Cシェイプランプ」。フルLED化されたライトはスモールランプと兼用の常時点灯タイプで、施錠時に一定時間タイマー点灯して周囲を照らすウェルカムランプ機能も装備している。またフォグランプを内蔵したバンパーはよりアグレッシブなエアスクープ形状となり、その目ヂカラと共に、これまで「RS」以外は大人しめだったルーテシアの印象を大きく変えた。
このアピアランス変更と同時に、上級仕様の「インテンス」には3色のダッシュボードトリムカラーと2色のシートカラーを用意した。これはボディカラーとコーディネイトされる形式で、たとえば今回の試乗車「ルージュドゥフランスM(メタリック)」には、ルージュ(赤)のトリムとシートが同色カップリングされている。
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