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新型トゥーランに試乗。日本のミニバンユーザーの期待を超えられるか?

新型トゥーランに試乗。日本のミニバンユーザーの期待を超えられるか?

写真は、TSI コンフォートライン

ひとりで乗ってもサマになりそうな雰囲気

パパ、ママになっても好きなクルマに乗り続けたい。そんな気持ちがある一方で、現実には想像以上に増える荷物、出かけた先で求められる数々の“衣・食・遊”スペース……。たまらず「やっぱりミニバンじゃないとダメかも?」と心が揺れている人も多いのではないだろうか。

2004年に初代が発売されてから、累計4万台以上が日本の道を走っている、ゴルフ トゥーラン。本国ではトゥーランとシンプルな車名だが、日本でゴルフファミリーの一員となっているのは、そうしたパパ、ママに「ゴルフと同じような気持ちで乗れる7人乗りですよ」と、優しく呼びかけてくれているように感じる。

今回、約12年ぶりにして初のフルモデルチェンジで、フォルクスワーゲンが進めている最新のモジュールコンセプト「MQB」をミニバンとして初めて車台に採用した。一見して確認できるその恩恵といえば、先代よりちょっと低くワイドになり、グッと都会的に映るスタイリング。スライドドアは持たず、2-3-2の着座配置も変わらないが、いかにも実用車です、という感じは影を潜めて、ひとりで乗ってもサマになりそうな雰囲気さえただよっている。

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