アウディA6の改良新型。デビューから4年を経た熟成と進化のポイントは?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之、アウディ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之、アウディ ジャパン
アウディA6は、メルセデス・ベンツ傘下から抜けだしてフォルクスワーゲン・グループ入りした現在のアウディの中で、最も長い歴史をもつ中核モデルだ。1968年、初代が登場した際の車名は「100」。その後に廉価な「80」や「90」が派生し、上位モデルとして「200」も出てきた。
100及びA6の歴史を振り返ってみよう。初代はフロントグリルにフォーシルバーリングスはついていたものの、まだエンジンはメルセデス製で、全体的なスタイリングもメルセデス風のものだった。76年登場の2代目は、あのフェルディナント・ピエヒが主導して開発した革新的な直列5気筒エンジンを採用したモデル。
82年に登場した3代目は、サルーンに初めて空気抵抗低減の考え方を盛り込んだモデルとして注目された。加えて、途中で4WD、いわゆるクワトロモデルを追加した。皆さんご存知の通りクワトロはその後、プレミアム路線を突き進む同社の最高の技術的アイコンになっている。5気筒も空力ボディもクワトロも、全部ピエヒがやったことだ。
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