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世界初の量産型燃料電池車「ミライ」が描く未来とは?【後編】

我々にも果たすべき役割がある

(3)については、どんな原料からどんな方法で水素を作るか、また発電方法などによって変わってくるが、現状ではトータルとしての二酸化炭素排出量が劇的に小さいわけではない。水素生成時に加え、水素を冷やしながら高圧で充填する際に消費するエネルギーを考えると、電気自動車やプラグインハイブリッドより多くの二酸化炭素を排出するというデータもある。

しかし、単純にコストや二酸化炭素排出量という論点だけで「燃料電池は意味がない」と切り捨てるのは間違いだろう。田中チーフエンジニアによると、燃料電池にはまだまだコスト削減余地があるという。また、有限資源である化石燃料への依存度を小さくすることは国のエネルギー安全保障を担保するうえで大きな意味がある。

そして何より、長期的に見た場合、燃料電池車には「再生可能エネルギーを使ったモビリティ」というフロンティアを開拓する可能性が秘められているからだ。

欠点を並べて否定するのは簡単だ。しかし、われわれに求められているのは、タックスペイヤーとして燃料電池車、ひいては水素社会の普及活動が正しく行われているかを監視することなのではないだろうか。もちろん、このミライや、そう遠くない将来に登場してくるホンダや日産の燃料電池車を購入することで、この壮大な取り組みに積極的に参加するのも素敵なことである。

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