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エスクァイア試乗、顔はコワイが中身は上級志向

質感高い素材でシックなインテリアを演出

走り出す前に、室内の広さや使い勝手をチェック。スライドドアの開口部が広いことと床が低いことで2列目、3列目シートへのアクセスは実に容易である。乗り込む際に第一歩を踏み込むフロアまでの高さは地面から360mmで、このクラスではトップレベルの低さを誇る。ただ低いだけでなく、フラットであることもこのフロアの美点だ。

2列目シートの広さは大したもので、特に810mmもスライドする7人乗り仕様は思い切りリラックスした姿勢をとることができる。ほかに、7人乗り仕様の2列目シートは横方向にもスライドするので、さまざまなシートアレンジが可能。荷物をたくさん積む“貨物仕様”から、2列目シートにチャイルドシートをセットして助手席に近づける“子守り仕様”まで、どんな使い方をするのか可能性がふくらむ。

運転席からの見晴らしのよさ、良好な視界がもたらす運転のしやすさはノア/ヴォクシー譲りだ。インテリアの基本的な意匠もノア/ヴォクシーに準じるけれど、前述したようにシックで大人っぽい雰囲気に仕上げられている。形が同じでも、素材や質感の違いで別物になるあたりに、デザインというものの奥深さを感じた。

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