トヨタFCVミライ試乗、HVやEVとドコが違う?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
20年に一度のクルマ社会における革新が起きた。トヨタから世界初の燃料電池車の「ミライ」が発表、発売されたのだ。その乗り味は今までの価値観をガラッと変えそうなほど魅力的で、試乗中は目の前で今という時代が音を立てて崩れて行く感覚すらあった。
20年に一度とは大袈裟な…と思う方も大勢いるだろう。1997年に初代プリウスが登場したときのことを思い返してもらいたい。登場当初はバッテリー電力が無くなりかけると亀マークが出て坂を登らなくなるクルマに、様々な罵声が浴びせられていたはずだ。だが年々シェアを伸ばし、今ではハイブリッドは市民権を得たばかりか、次世代車筆頭というポジションを確保している。
話を燃料電池車に戻そう。2020年には数万台、20年後にはハイブリッドに変わる存在にまで上り詰めることも視野に入っているのが、今回の燃料電池車だ。まさに自動車社会の未来、日本の未来の一端を担うモデルとして、まずはひとりでも多くの方に、その存在を知ってもらいたい。
ミライの価格は消費税込で723万6000円。政府からのクリーンエネルギー自動車等導入促進の補助金はほぼ200万円と予想されるため、実質は約520万円前後になりそうだ。一回のエネルギー充填でカタログ値の航続距離は約650km。
得体の知れないクルマに500万円は高い! そんな声が聞こえてきそうだが、まずはそれで良い。大規模実証実験の通例で、2015年度導入予定台数の400台はほぼ出払ってしまい、欲しくても手に入れられないはずだからだ。
それに、水素ステーションの設置など国家プロジェクト規模のインフラ整備は今ようやく始まったばかり。だからこそ“燃料電池車=得体の知れない乗り物”で片づけるのではなく、ディーラーで触れてみるなど、クルマ好きなら時代に乗り遅れないようにしたいもの。日本の未来を左右する象徴的なクルマなだけに、ふだんとは異なるテイストのレポートになりつつあるが、キーワードは元素記号で一番目の「H」水素だ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
中国IT大手のテンセントとトヨタ自動車が戦略提携
テスラが日本で全車30万円一律値下げ! 補助金が制限されるもお買い得度ではモデルYが圧倒!!
日産の「NissanConnect」とパナソニックの「音声プッシュ通知」が連携…音声通知で新たな価値を創造
ビモータが2025年からSBKに復帰。カワサキZX-10RRのエンジンを使用も、ライムグリーンのKRTは今季限りに
【MotoGP】クアルタラロ、ヤマハの復活に向け「ファクトリーの延長線上にあるサテライト確保が重要」
新型「セダン」2台×「SUV」2台 日産がコンセプト4車種相次ぎ発表 北京モーターショー
日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
【ホンダ】バイクミーティングイベント「HondaGO BIKE MEETING 2024」をモビリティリゾートもてぎで6/2に開催!
ガガガガ、ズサーッ 島内最長トンネル貫通の瞬間 2年遅れも洲本バイパス全通へ向け
メルセデスベンツ GLCクーペ、PHEVモデルを追加…EV走行距離118km
新しくもどこか懐かしい? 「愉しむためのBEV、時代が変わる予感」 ヒョンデ・アイオニック5N
フェルスタッペン陣営との交渉を仄めかすメルセデスF1に対し、レッドブル代表は不満「チームのことに時間を費やすべき」
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト