アウディQ3 国内試乗 ライバルへの強みは?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
あとはなんといっても走りでしょ。ここで他と圧倒的な違いを見せつけるのは容易じゃないんだけど、マジなハナシ、走り出して10mで「おお!」と思わせるものがある。
最初に気付くのは圧倒的静かさだ。乗り込んで吸い付くようなドアを閉めたとたん、外部の音が明らかに大幅に遮断される。ついでそのドアにしろ、このクラスにしては珍しく無段階に止まる高級然としたもの。
走り出すが、まずは今や常識的になったデュアルクラッチミッションのショックが異様に小さい。基本はVWグループ自慢の7速ギアだが、他と比べて明らかにスムーズ。さらに211psの直噴2リッター直4ターボ、TFSIユニットも1800rpmから始まる極太トルクで、普通に走ってる限り、効率良く2000rpmあたりでポンポンシフトアップして、スピードと省燃費を両立。今回モード燃費はわからなかったが、高速ならリッター10km台前半は確実だろう。
さらに注目はこの211psグレードで、オプション装備可能なコースターモード。要はエンジン切り離しの超効率走行が可能で、Audiドライブセレクトを「Efficiency」にし、走行中にアクセルオフにするとエンジンブレーキが効かない省エネ走行が出来る。これは新世代のエコモードと言ってもいい。
だが、そんなことよりまさに“走るゴディバ”こと基本的な走り味だ。乗り心地は上質でSUVにありがちなゴワゴワ感や突き上げ感は一切ない。ここはセンタートンネルなどに超高張力鋼板を多用した「軽くて硬い」ボディが効いており、サスペンションもすべからくアルミ。とにかく味にはお金をかけてる。
分かり易く違うのがステアリングフィール。最初は軽くて上質すぎて「アレ?」と思うかもしれない。いわゆるワイルドさを強調したSUV的なものじゃなく、しかし軽さの中にもキレがあって、不安感は全くない。その気になれば、中速コーナーではESPによるトルクベクタリング効果も働いて、アンダーステアも消してくれる。
とにかく迫力ではなく、上質で勝負の、まさにアウディらしいコンパクトSUVなのだ。
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