最新のボクスターは最良のボクスターか?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
リアエンジンの911がタイプ997から991にモデルチェンジして半年弱で、今度はミドエンジンのボクスターがタイプ987から3代目のタイプ981に変わった。思えば初代は順番が逆だった。まず986型ボクスターが1996年にデビュー、翌1997年に最初の水冷エンジン911であるタイプ996が世に出たのだった。そこで例の、上級モデルたる911のヘッドライトデザインが先に出た下級モデルのボクスターと同じとは何たることか、という問題が生じたわけだ。僕自身はそんなの大した問題じゃないだろうと思っていたが、どうやらそれが気に入らない996ユーザーがけっこう多かったらしい。
ポルシェはそこから多くのことを学び、2004年に2代目のボクスターを世に出すときには、まず997型911を先に発表し、その数か月後に987型ボクスターをデビューさせた。しかもその2代目ボクスターのヘッドライトやノーズ周辺は、997型911とはかなり異なるデザインが施してあったのはいうまでもない。もちろん今回の3代目、981型ボクスターも、前記のとおり991より後に登場し、しかもそのエクステリアデザインには、これまで以上に911系列と異なるテイストが与えられていた。
991がこれまでの911と同じく曲線と曲面を主体としたエクステリアデザインを持っているのに対して、981ボクスターはヘッドライトやフロントフェンダー周辺などにややスクエアな処理を施し、しかもエンジンルームへのエアインテークに至るラインに明確な窪みを与えてミドエンジンであることを強調するなど、これまでとは異なる新しい造形を感じさせる。
ヒストリックなモデルでいえば550スパイダーの後継車たる718RSの雰囲気に近いが、ハイブリッドの超高性能スーパースポーツとして生産計画が明らかにされている918スパイダーのイメージを逸早く採り入れた、というのがより適切な表現だろう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
[300馬力超]爆速の軽自動車が誕生!! マツダの軽「シャンテ」にロータリー搭載が最高だった
2024年F1第6戦マイアミGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第6戦マイアミGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
イケイケなフィアット「パンダ」も大雨には勝てず…イタリアの最新道路事情を私的にレポートします【みどり独乙通信】
佐藤凛太郎インタビュー:「父と同じ道を進みたい」琢磨の息子がPONOS RACINGからFIA-F4デビュー
小さな「万能SUV」がマイチェン 熟成のフォルクスワーゲンTクロスへ試乗 95psでも魅力的
なぜホンダ「N-BOX」が日本一売れているクルマなのか? Z世代が試乗してわかった軽の枠を超えた快適性と便利さとは
アロンソのペナルティに関する再審査請求をスチュワードが却下。アストンマーティンF1の新証拠には重要性が認められず
6.5リッターV12搭載のフェラーリ新型モデル『12チリンドリ』登場。スパイダーも同時デビュー
BMWガルミッシュ(1) 巨匠ガンディーニによる先取り3シリーズ 同意を得ず「密かに」製作!
ベースは極上2002 クーペ BMWガルミッシュ(2) 現代のカロッツエリアが見事に再現
充電環境もプレミアムブランドにふさわしく
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目