最新のボクスターは最良のボクスターか?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
というふうに、見た目の上からは911との決別を明確にしたように思える981だが、ボディ前半部の基本設計を同世代の911と供用するというボクスターの路線は、これまでと変わっていない。したがって、フロントエンド、リアエンド、フロア、ボンネット、ドア、トランクリッドなどにアルミが用いられ、重量比で47%近くがアルミ製部品になった他、Aピラーの立ち位置は従来型と変化ないものの、ウインドシールドの湾曲が強くなってその前端が100mm前方にせり出したのも、991型911と同じデザイン手法を採用している。それらの結果、車重は先代より25~35kg減量されて、1310~1350kgの範囲にある。
ちなみに981ボクスターの外寸は全長4374×全幅1801×全高1282mmで、全長こそ先代987ボクスターより32mm長くなっているものの、全幅は先代とまったく変わらず、全高は10mm低い。一方、ホイールベースは2475mmと60mm延長され、前1526/後1536mmというトレッドは、先代よりフロントで36mm、リアで2mm広がっている。
ソフトトップに関していえば、50km/h以下なら開閉可能な電動式なのは先代ボクスターも同じだが、ウインドシールドフレームへの固定が手動から自動になったのが目新しいのに加えて、これまでと違ってコクピット後方の収納部からスチール製のカバーが除去された。その結果、開閉がたった9秒という短時間で可能になると同時に、12kgの車重軽減にも寄与している。ただし、結果としてトップ収納時のルックスがやや貧相になった嫌いがあるという意見が、試乗会の現場で主に先代までのボクスターオーナーから出ていた。
ミドシップに縦置きされるエンジンは先代改良型の直噴フラット6で、排気量はベーシックなボクスターが2.9リッターから2.7リッターに縮小され、ボクスターSは3.4リッターと先代と変わらない。それでもパワーはいずれも増大し、2.7リッターは265psを、3.4リッターは315psを発生、いずれも6段MTまたは7段PDKと組み合わせられる。
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