プジョー2010年の展望救世モデルに期待、大!
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
90年代のはじめまで、プジョーの年間販売台数は2000台程度だった。しかし93年にローバーとの併売を打ち切り、専売ディーラーネットワークを立ち上げた頃から流れが変わった。フランス車ファンだけが買うマニアックなブランドだったプジョーが、お洒落なメーカーとして認知されはじめたのだ。
99年には世界中で大ヒットした206を導入。起爆剤を得た翌2000年にはついに1万台の大台を達成した。そして01年に導入した307の販売が軌道に乗った2003年には過去最高の1万5318台を販売するとともに、対前年比10年連続アップを達成したのだ。
プジョー躍進の秘密はどこにあったのか? 206がその原動力になったのは間違いない。けれども、たったひとつのヒットモデルによってすべてが上向くほど自動車ビジネスは甘くはない。むしろ「206のヒットをきっかけにプジョー・ジャポンの地道な努力が報われた」と解釈するのが妥当だと思う。
ブルーライオン店と呼ばれるプジョーディーラーは、個々の規模こそ決して大きくないものの、店舗はセンスよく仕上がっているし、比較的立地条件のいい場所に展開されている。販売ネットワークをしっかり整備してきたことが、プジョーが同じフランスメーカーであるルノーを大きく引き離した最大の理由だ。
もう一点、当初から販売台数に不釣り合いなほど豊富なモデルバリエーションを揃えていたのもプジョーの美点だった。トランスミッションひとつをとっても、経営効率を重視して売れ筋のAT車だけに絞るメーカーや、逆にATを揃えることができず苦戦を強いられたライバルを横目に、プジョーはAT車をきっちり用意しつつもMT派を切り捨てなかった。その結果プジョーのMT比率は異例ともいうべき高いレベルに達し、MTユーザーはいまでもプジョーの大きな財産となっている。
しかし、昨年のプジョーの販売台数は4365台にまで落ち込んだ。いったい何が起こったというのだろうか?
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
急な降雪に備えを! まさに転ばぬ先のつえ! ソフト99から布製タイヤ滑り止めカバー「モビルシュシュ」登場
「一体感」を増すボディロール アリエル・ノマド 2でクリスマスツリーを運ぶ(2) 猛烈な中毒性
型破りな冒険マシン! アリエル・ノマド 2でクリスマスツリーを運ぶ(1) 流暢な没入体験
メルセデスAMG、F1直系PHEVシステムで816PS/1420Nmの『SL63 S Eパフォーマンス』を追加
全7戦の2025年ETRCカレンダー発表。グッドイヤーも2027年までタイトルパートナー契約を延長へ
福住仁嶺がインタープロト全勝王者に喜び「今後も“がむしゃらに強い”レースをしたい」牧野任祐とのバトルも楽しむ
「お客さん警察行きましょうか…」ベテランタクシー運転手に聞く 驚愕の泥酔客3選「さすがプロ!」な案件まで
全長3.8m! 新型コンパクトカー「ヒョンデ インスター」日本初公開へ! 2025年春発売の小型モデルはカクカク“SUV風”デザイン×上質インテリア採用! オートサロンで披露へ
“スズキ”好きにはマストアイテム⁉︎ スズキ×メガバスの「シーバス用ルアー」が東京オートサロン2025で100本限定発売!
ライバルはルノー5! ニオ(Nio)が低価格EVブランド「ファイアフライ」公開 欧州に重点
じつはクルマのシートは相当汚れている! 本革やファブリックなど生地別にわかりやすくクリーニング方法を伝授します
【F1チーム代表の現場事情:マクラーレン】破綻の危機からチームを救出、ついにタイトルに導いたブラウンの歓喜の日
【気付ける?】バッテリーから見た目、走りまで…三菱「アウトランダー」の改良が“フルモデルチェンジ級”だった
【レガシィ、ステージア世代に乗ってほしい】新型「パサート」試乗 ドライブ好きならSUVよりワゴンでしょ
【新旧エクストレイルをカスタム!】ポタ電10台搭載の災害対応キャラバンなど、日産の「オートサロン2025」出展車両を事前公開
新型「レクサス GX」争奪戦は年始~。公取協の指導で“先着順”のフェアな販売に変わるのは朗報!
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
【ホンダの逆襲】新型「プレリュード」が“ハイブリッド革命”と話題に…エンジンの超進化が向かう世界
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!