ステップワゴンSPADA 6割占める人気の秘密!
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
走りのいいエアロ系ミニバンといえば、日産のハイウェイスターシリーズが思い浮かぶが、今回のSPADAも負けず劣らず、走りへのこだわりがギュウギュウである。標準と乗り比べると、すぐにその違いが実感できる。とくに「あっ!」と思ったのは、コーナリングでのリアタイヤの追従感と、ボディの一体感だった。べつに標準がダメなわけではないが、こうしたボックス型ミニバンにありがちな、リアが遅れてついてくる感じや、跳ねたり揺れたりと余計な動きをする感じが、さらに無くなっているのに驚いた。
開発チームは、走りの方向性でもあらかじめ議論の一致を得た。ホンダには、タイプR系のガチガチな味を好むユーザーも多いことは承知しているが、ステップワゴンはそうじゃないよね、コンフォートだったり、しなやかだったり、そっちだよね、と。ただそういった乗り味の部分で、SPADAらしさをわかりやすく表現するのは簡単ではなかったようだ。とにかく走り込みを繰り返しながら、足のセッティングからエアロパーツの調整まで、じっくり煮詰めていったという。
具体的には、足まわりは標準とSPADAで細部まで変えている。フロントダンパーには補助スプリングを入れ、ロールした時の伸びを抑え、街中での姿勢変化を最小限にしつつ、ギャップを越えた時の追従性はしっかり残す。リアは、バンプストップラバーまでの接触ストロークを、ウェイトに合わせて調整。またコンプライアンスブッシュの配置を変更するなど、ほんとに丁寧に調整していったことを窺わせる。結果的に、サス周辺が硬い骨で囲われている感じになり、リア全体の剛性アップにつながったようだ。
標準にもある前後スタビライザーはもちろん、SPADAにはパドルシフトも全車に付いているので、ワインディングなんかも楽しい。またぶっちゃけ、標準の走りは燃費を出すために15インチモデルで合わせ込んでいるので、開発チームの想いが全面的に出ているのはSPADAの走りなのである。
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