ステップワゴンSPADA 6割占める人気の秘密!
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
エクステリア、走りとこだわったSPADAのインテリアはどうなっているかというと、やはり人気のブラックをもってきた。専用の本革巻きステアリングには、フルグロスブラックの装飾入り。シートはスエード調で、表面の柄で躍動感を表現しているとか。そして、パープルに光るメーターもSPADA専用だ。
夕暮れ時の横浜をドライブしてみたが、なかなかにテンションの上がるグルーブ感というのだろうか。カービュー編集部S嬢が「こたつ的空間」とうまい表現をした、ベージュ系の明るいインテリアを持つ標準ステップワゴンとはまったく違った世界観がある。
もしかするとこのご時勢、若くして家庭を持つ人ならば、自分でクルマを購入するのはステップワゴンが初めてだ、というケースも多いかもしれない。若い頃はさんざんスポーツカーでブイブイ言わせたのちに、家族のためにミニバンに鞍替えする人であれば、どこかに多少の妥協点を感じるだろうが、最初に味わうのがSPADAというのは、それはそれでアリなのかなと思う。
存在感とカッコ良さがエクステリアにあって、室内はとてつもなく広く、ポケッテリアやシートアレンジも多彩。なのに、思い通りにガンガン走れて、2・3列目の乗り心地はバッチリ。これは、きっと……と、うまい表現を探していたら、今度はデザインチームが代弁してくれた。ステップワゴンSPADAは、「イマドキGT」なのだと。そう、これは、自分らしく生きる若いファミリーにとっての、新しいグランドツアラーのカタチなのだ。
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