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もはや庶民派にあらず? 新型フェアレディZの約700万円は高いのか? 注目の“Z432R風カスタム”は発売されるのか?

GT-Rの開発知見がフィードバックされている

1969年、「アメリカ市場のニーズに適した新しいスポーツカーを作る」と言う想いで開発された初代が登場して以降、50年以上に渡る歴史を持つ「Z」。昨年8月にニューヨークで7代目となる新型が世界初公開されたが、ついに右ハンドルの日本仕様「フェアレディZ」が初公開された。ちなみに“フェアレディ”と冠すのは日本のみとなる。

エクステリアは基本骨格を先代と共用するためシルエットに先代の面影が残るが、日本刀をイメージした引き締まったプロポーションと歴代モデルのオマージュ(フロント周りは初代、リア周りは4代目)をバランスよく織り込むことで、ヘリテージと未来が上手にバランスされたデザインだ。前後のスポイラー類は控えめな形状だが、「GT-R」の開発で得た知見がフィードバックされている。

インテリアは横基調のインパネが特長で、どことなく2/3代目を思い出すが、洗練度は雲泥の差(笑)。12.3インチのフルデジタルディスプレイ(3つの表示モードを用意)を採用する一方、フェアレディZの伝統とも言えるセンターの3連メーターはアナログのままで、エクステリア同様にヘリテージと未来をバランスさせている。パッケージは先代とほぼ同等だが、シートはGT-R開発で培ったノウハウを応用したもので、掛け心地やホールド性は大きくレベルアップしているそうだ。

今回、日本仕様のお披露目に合わせて、限定240台となる特別仕様車「Proto Spec」(プロト スペック)の発売からスタートすると発表された。このモデルは2020年に日産の事業構造計画発表「NISSAN NEXT」の後にお披露目された「Zプロト」を彷彿とさせる意匠が特長で、エクステリアはイカヅチイエロー/ブラックの2トーンカラーに黄色のブレーキキャリパーとブロンズカラーのRAYS製アルミホイール、リアウインドウの「Since 1969」のロゴをプラス。インテリアは各部にイエローのアクセントが施されたコーディネイトが特長となっている。

>>日産 フェアレディZのカタログページを見る

>>日産 フェアレディZの買取相場

このページの写真:フェアレディZ プロト スペック

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