“日本向け”新型BMW 3シリーズのアピールポイントは「走り」じゃなかった
掲載 更新 carview! 写真:編集部
掲載 更新 carview! 写真:編集部
BMWが新型3シリーズのセダンを10月のパリモーターショーでワールドプレミアしてから約2か月。東京において、日本向け3シリーズの事前説明会が行われました。
3シリーズというBMWの屋台骨を支える大看板の実車を初めて見られると、期待して会場に向かったものの、そこには現行3シリーズと並んでお馴染み(?)の白黒の渦巻きカモフラージュが施されたままの新型3シリーズが。
ちょっとがっかりしたものの、展示された個体は日本向けモデルのテスト車で、バックミラーの部分などに何やら計器のようなものも付いていました。そのためか、エクステリアは撮影OKですが、インテリアは撮影NGという状況で、説明会がスタートしたのでした。
まず導入当初、日本で販売されるグレードは、4気筒ガソリンエンジンを搭載する「320i」と発表されました。この日本向け320iはドイツ本国でのベースグレードとなる330iの「エンジン出力を調整」したデチューン版。ドイツ本国での320i投入時期は未定なので、この320iは日本のために専用にあつらえたグレードとなるのだそうです。
ちなみに現行3シリーズの発売当初は、日本には328iという高出力版が最初に投入され、その後ベースグレードの320iという順番でしたが、今回は逆にベースグレードから投入して、お値段頑張りましたと言うのかと思いきや、日本向け仕様の特徴は、“プレミアム性の強化”にあるとのこと。
日本仕様の新型3シリーズには、海外向けには上位グレードにしか付かない安全装備やインテリアが標準装備されていて、中には5シリーズや7シリーズなど上位モデルにも未採用の最新装備もあるそうで、エンジン出力よりも、装備や質感、快適性といった“プレミアム性”をアピールしたいという意向のようです。
これは、近年ドイツ御三家を比較検討して購入する、いわゆるドイツ車好きの既存顧客層よりも、国産からの乗り換え組が多くなり、BMWジャパンとしては国産車に対して、BMWの弱点でもあった走り以外の部分をしっかり強化して、最高級仕様を奢ることで圧倒的に上回って見せたというわけなのでしょう。
次のページ>>上級装備を惜しみなくベースモデルに標準装備するそのココロは?
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
車の「ガソリン」高すぎる! なぜこんなに高いの? 不適切な「二重課税」が原因? 価格に占める「税金」の割合とは
「タイヤ摩耗は予想以上。パフォーマンス面でも、やや劣っているように見える」とトヨタ小林可夢偉/WECスパ初日
ラリー・ポルトガルがいよいよ開幕。オープニングステージはヌービルが最速に。勝田は3番手タイ/WRC第5戦
脅威の営業利益5兆円突破!!! トヨタ佐藤恒治社長 1年目の通信簿
SAのほうが豪華でPAは簡素……ってワケじゃない! 高速のサービスエリアとパーキングエリアの違いとは?
自動車メーカー各社がカーボンニュートラルに向けた技術を実証する場としてもフル活用! スーパー耐久の2024シーズンが菅生で開幕
ルクレール、エミリア・ロマーニャGPからレースエンジニアが変更に。長年のサポートに感謝の言葉
「偽パトカー」のドライバー“逮捕” どこまで似せていいのか? かなり悪質「交差点に進入します」
【ホンダ フリード 新型】「ちょうどいい」使い勝手と見た目をさらにアゲる、純正アクセサリー公開
日産「新型スポーティ“セダン”」世界初公開! “4連テール”が超カッコイイ! 美ボディすぎる「エポック」中国での発表に反響集まる
あんなトラック、こんなトラック、はたらくくるまやデコトラも…ジャパントラックショー2024 開催中!
ボルグワーナーの電動トルクベクタリングとディスコネクト機能を備えた3 in 1ユニットをポールスターに供給
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由