ランボルギーニ、新型SUVウルスを日本初披露。今春からデリバリー開始
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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ランボルギーニは2月6日、昨年12月にイタリアで初公開された“世界初のスーパー・スポーツ・ユーティリティー・ビークル(SSUV)”と謳われる「ウルス」の日本導入を発表した。価格は2574万円(税抜)で、日本で最初の顧客にデリバリーされるのは今春の予定。
全長5112×全幅2016×全高1638mm、ホイールベースは3003mmというボディサイズで、まさに堂々とした佇まいを見せるウルス。エクステリアでは、ボンネット上の斜めのフードライン、六角形のエアインテーク、Y字型のLEDヘッドライトやテールランプなど、ランボルギーニを象徴するデザインが各所に反映されている。フロント、リアの角ばったホイールアーチはLM002やカウンタックから引き継がれたディテールで、ピレリと共同開発された21~23インチのホイールが装着可能だ。
インテリアは、3つのTFTスクリーンや振動ダンパーが内蔵された多機能ステアリングなど、ランボルギーニのラグジュアリーSUVらしいパイロット感覚が味わえる室内に。電動フロントシートは標準で12段階、オプションで18段階の調整が可能で、リアシートは標準で3人掛けのベンチシート、オプションで2人掛けが用意される。荷室容量は通常時で616L、リアシートを折畳むことで最大1596Lを確保した。
同社初のターボ採用モデルとなるウルスは、最高出力650hp/6000rpm、最大トルク850Nm/2250-4500rpmを発生する新開発のアルミニウム製4.0L V型8気筒ツインターボをフロントに搭載。トランスミッションは8速ATが組み合わせられ、0-100km/h加速3.6秒、0-200km/h加速12.8秒、最高速度は市販されているSUV最速の305 km/hのパフォーマンスを発揮する。
アクティブ・リアトルク・ベクタリング付の4WDシステムは、標準で前後40:60、状況に応じてフロントに最大70、リアへは最大87の比でトルクを配分。走行モードは「STRADA(通常走行)」、「SPORT(スポーツ)」、「CORSA(サーキット)」、「NEVE(雪上)」に加え、オプションのオフロードパッケージとして「TERRA(オフロード)」、「SABBIA(砂漠)」の計6種類が用意され、各モードや路面のグリップに応じて適切な制御を実施する。オフロードパッケージを選択すると専用の金属強化バンパー、床下保護装置も装備される。また、アヴェンタドールSで導入されたリアホイールステアリングも採用。低速域では逆位相で旋回性を高め、高速域では同位相で安定性を向上させているという。
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