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日産の次世代イエローキャブ、横浜に展示中

■日産版イエローキャブ、公開中

NY市の次世代タクシーに選ばれ、4月のNYオートショーでワールドプレミアされた「NV200ニューヨークタクシー」の生産プロトモデルが、6月10日まで横浜市の日産本社ギャラリーで一般公開中だ。

また、高齢者や車いすユーザーの移動にも優しい、国交省が定める「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定制度」認定第1号として、2010年に発売済みの「NV200バネットタクシー」も展示する(写真15-17)。

■ニューヨークには2013年秋から導入

日産版“イエローキャブ”は2013年10月から順次、従来モデルのイエローキャブと入れ替わる。総台数は1万3000台で、10年に渡って使われることになる。価格は1台2万9700ドルで、生産はメキシコ工場で行われる予定だ。

小型商用車・NV200をベースに開発された次世代タクシーは、乗客4名と荷物を積めるゆとりのキャビンにパノラミックルーフ、後席エアコン、読書灯、足元照明、電源コンセント、USBプラグなど多彩なアメニティを装備。エンジンは直列4気筒2リッター・ガソリンを搭載。

さらに、前後席カーテンエアバッグやESCなどの安全装備に加えて防弾ガラス仕様の客室パーティションまで装備するなど、日本のタクシーとは比べものにならないほどの豪華装備となっている。

■将来的にはEVなども視野に

NYのブルームバーグ市長はEVへの関心も示しているといい、日産はEV仕様のNVタクシーについても可能性を否定していないが、当面は充電インフラなどの整備が問題になりそうだ。また今後はインドなど新興国にもNVをタクシーとして売り込んでいくという。


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