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新型DS3、個性派ハッチがいよいよ登場!

3月から先行発売されていた「DS3 デビューセリ」に続き、いよいよ新型DS3の全モデルが日本デビューを迎えた。ターゲットはずばり「MINI」が開拓したホット&キャラ市場。かつてない独創性と革新性を纏い、強力なライバルに挑んでいく。

■街角で注目を浴びる

新型DS3の源流は、2009年のジュネーブショーで初披露された「DS インサイド」。ルーフ全体が宙に浮いているようなフローティングルーフを中心に、大型のフロントグリル左右に配したLEDライト、アーティスティックな2種類の専用エンブレムなど、前後左右どこから見ても斬新かつアグレッシブなスタイルは街角で注目を浴びる素質十分だ。

プラットフォームは新型C3と共有し、ボディサイズは全長3965mm(+10)×全幅1715mm(-15)×全高1455mm(-75)、ホイールベース2455mm(-10)。※( )内は新型C3との比較。MINI(3700mm×1685mm×1430mm)よりも一回り大きいボディは、室内の余裕につながっている。ラゲッジルームも285L(VDA方式)を確保した。

インテリアでは、“艶感”を強調。ダッシュボードには他のシトロエン車と異なる光沢のある素材を用い、センターコンソールはピアノブラックで高級感を演出した。シートは2種類で、標準グレードの「Chic(シック)」には快適性を重視したコンフォートシートを、受注生産となる上級グレードの「Sport Chic(スポーツシック)」にはホールド性に優れるスポーツシートが用意される。写真のフロアマットやリアルーフスポイラーは「Sport Chic」専用。

■自分だけの一台を創る楽しみ

新型DS3の目玉のひとつが、「ビークルパーソナリゼーション(※)」と呼ばれるセレクトシステムだ。新型DS3は全車ツートーンが基本で、ボディカラー(7色)/ルーフ&ドアミラー(4色)の組み合わせをまず選ぶことになる。次に、シートカラー(レザー3色、ファブリック2色)、ダッシュボードカラー(5色)、アルミホイールカラー(6色)、ルーフステッカー(4パターン)を選び、自分好みの一台を創りあげていくのだ。バリエーションの豊富さや“個性”の幅広さは、さすがのMINIも顔負けだろう。※組み合わせには一部制限アリ

■快適なスポーツドライビング

パワートレーンは2種類で、「Chic」に1.6リッター直4+4AT(120ps/16.3kg-m)、「Sport Chic」に1.6リッター直噴ターボ+6MT(156ps/24.5kg-m)を搭載。足回りは新型C3と同じ形式だが、よりスポーティな味付けとされている。またステアフィールの制御も緻密で、ステアリングセンターへの戻りをアシストする「アクティブリターン機能」、高速時の走行安定性を保つ「アクティブダンピング機能」、フル操舵時の衝撃を緩和する「ロックリミット制御」を備える。

安全装備も充実し、全車にESP(横滑り防止装置)やABS、6エアバッグ、ブレーキアシスト、バックソナーなどを標準装備。ユーロNCAPでは、最高評価の5つ星を獲得している。価格は「Chic」が249万円、「Sport Chic」が269万円。ちなみに新型DS3は、ツイッターでも最新情報をつぶやいている。

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