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格納式ハードトップと2リッターエンジンを採用するロードスターRFに試乗

新型の悩みはハードトップの格納方法

マツダ・ロードスターにはよくできているが簡素なソフトトップが備わる。トップを下ろしたくなったらロックを解除してサッと後ろへやればいい。きれいにZ型に畳まれる。慣れれば2、3秒でオープンエアが手に入る。閉じるのもすぐだ。開けたくなったらすぐ開けられる気軽さは、マツダに限らず、ロードスターの本質的価値のひとつだ。

いっぽうで、ソフトトップはセキュリティ上不安だ。計8年間ロードスターに乗ってきてトップを破られたことは一度もないが、大丈夫かな? と不安に思ったことは何度もある。セキュリティ上の不安でオープンカーを諦めるのはもったいないと、マツダは先代の3代目に「ロードスターRHT(リトラクタブル・ハード・トップ)」を追加した。文字通り、格納できるハードトップだ。ちなみに、オープンカー開けっ放し文化の聖地のように言われるアメリカ西海岸でも、実際にはソフトトップのセキュリティを心配してオープンカーを避ける人がけっこういるそうだ。

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