トヨタ ライズは迷わず選択できる素晴らしい実用SUVだが、カーマニアを自覚される方は慎重に判断を
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 316
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まとめると、心にカーマニアがいない人にとってのトヨタ ライズとは、
●コンパクトだけど車内は広くて
●そして荷室もけっこう広くて
●車内各部はニトリみたいな感じの最近系デザインで
●けっこうパワフル&トルクフルで
●乗り心地良好とは言えないけど、許せる範囲の車
ということになる。あ、言い忘れたがトヨタ ライズ Z(2WD)のカタログ燃費は18.6km/L(WLTCモード)であるのに対し、なんだかんだ走り回っての実燃費は14.7km/L(車載燃費計による)であった。ということで、
●燃費もまずまず良好な車である
と書き足すことができよう。
つまりライズとは、「なかなか良好な実用大衆車じゃないですか! 安いし、気になってる人は買ったほうがいいですよ!」としか言いようがない車なのだ。
だが以上はすべて、先ほど申し上げたとおり「心にカーマニアがいない人」に向けての報告である。残念ながらと言うかなんと言うか、心にカーマニアを飼っている人にとってのトヨタ ライズの印象は、これとはちょっと違うものになるだろう。
まず心のどこかにカーマニアを飼っている人は、「たまに現れる目地段差を越える際の感触」に、おそらく本心では我慢ならないはずだ。
や、頭では「とはいえ200万円ちょいの車なんだから、そこまでシビアに見ないでも……」とわかってはいるのだ。だが昭和の時代から心に深く巣食っているカーマニア成分がどうしても、その安っぽいフィールを許さないのである。
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