トヨタ ライズは迷わず選択できる素晴らしい実用SUVだが、カーマニアを自覚される方は慎重に判断を
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 316
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これは、服飾のマニアがどうしても洋服の「生地」や「縫製」を気にしてしまうのとほぼ同じ現象だ。
ちなみに筆者は服飾マニアではないため、洋服の生地および縫製についてはほとんど気にしたことがない。だが服飾マニアから見れば「それって信じらんない……」といった感じなのだろう。しかしカーマニアからすれば、車のいわゆる乗り味の微妙な部分がさほど気にならない服飾マニアに対して、逆に「信じらんない……」と言いたくなる。世の中そんなモンである。
そして段差を越える際の味わいと同様に、「非マニアならば納得の範囲内だろう」とした内装のニトリっぽさや、普通に考えれば十分にパワフル&トルクフルなのだが「さらにもう一歩の味わいというかパンチというか」は欠けている1Lターボエンジンについても、それこそ服飾マニアにはどうしても縫製の粗が見えてしまうように、少々気になるはずだ。
それゆえ、心のどこかにカーマニアがいる人間が今後ライズに試乗した際の結論は、「悪くない車だし、むしろいい車なんだけど、自分では買わないな……」となることが濃厚に予想されるのである。
とはいえこれは、心にカーマニアを飼っていない人にとってはまったく関係ない話。自信をもって「私はカーマニアなんかじゃない」と言い切れる人は、後顧の憂いなくトヨタ ライズまたはダイハツ ロッキーを注文すると良いだろう。素晴らしい大衆実用車であり、有力な国民車候補である。
だが、心のどこかに「マニア」が住んでいることを自覚されている人は……ご自身で試乗のうえ、どうか慎重に判断されたい。
全日本国民車評議会(通称:国民車会議)議長としての勝手な評価まとめは以下のとおりだ。
【 トヨタ ライズ Z(2WD)=206万円 】
・車両価格:★★★★★(安い)
・気持ちよく走れる度:★★★★☆(良好)
・燃費:★★★★☆(良好)
・積載性:★★★★☆(良好)
・おしゃれ度(外観):★★★☆☆(悪くない)
・おしゃれ度(内装):★★★☆☆(悪くない)
・総合国民車度:★★★★☆
※上記は国民車会議議長の心の中に住む「カーマニア」を封じ込め、極力フラットな視点から採点したものである。
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