5分で読める日本の速度規制をどうするべきか? ~清水和夫が本音を語る~
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
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多くのドライバーは日本の制限速度に不満を持っているはずだ。一般国道は60km/h、高速道路は100km/hとそれぞれの最高速度が道路交通法で決められている。故に制限速度の標識がない場所ではこの最高速度を守るのがルールだ。しかし、高速道路が誕生した50年前に決められたルールが、今の実情に見合っているわけがない。交通事故の実態を考慮しながら、円滑な交通を実現するために、制限速度の見直しが必要ではないだろうか。
二年前の夏、当時の国家公安委員会委員長(国家公安委員会は警察庁を管理する内閣総理大臣の直轄組織)の古屋圭司さんから電話をもらった。昔、同じラリーに参加していたよしみで規制速度見直しの検討委員になって欲しいという依頼だった。古屋さんは無類のクルマ好きで、国家公安委員長を退いてからも、参議院議員の三原じゅん子さんと自民党のモータースポーツ議連を運営しているほどだ。私は二つ返事で電話を切った。
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