昭和40年代男のテンションがもっとも上がった日産ヘリテージコレクションはこれ！

■スカイライン伝説の始まりに遭遇する【1964年】

私などは、日産といえばスカイラインというイメージなのですが、そのスカイライン伝説の始まりと言えば、1964年に鈴鹿サーキットで行われた第2回日本グランプリです。実際にあった現代のお話しなのに、“伝説”と呼ばれるとは、当時一周といえどもポルシェの前を走ったインパクトの大きさが理解できます。ベース車のホイールベースを200mm延長して、グロリア用の6気筒エンジンを搭載したスカイラインGTは、レース後、「2000GT」として発売され、スカイライン＝高性能GTというイメージが定着していくことになるわけです。

こちらの個体は、レプリカモデルですが、当時と同仕様となっているそうで、まさに「羊の皮を被った狼」といった無骨さを感じます。ちなみに、ミッションは市販車でコラムシフトだったものを、レース用にフロアシフトとしたため、シフトパターンが通常と逆の、右上がローで、左下がODの5速となっていたそうです。