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進化する電子デバイス! ランドクルーザープラド

高まるオンロード性能

時代からいってそうなのだが、イマドキのオフローダーはオンロードの乗り心地が異常なほどいい。ピョコピョコした振動もなければドンッといった突き上げもない。あるのはフラットな乗り味だけだ。

新型プラドもその類に漏れず、オンロード性能が高められている。フレーム付きのリアリジッドアクスルとは思えないほど快適だ。記憶の限りでは先代のグラチェロに次ぐであろう。それを実現するのはキネティック・ダイナミック・サスペンションシステム。ランクル200から採用された装備だが、今回は電気式アキュムレーターを新採用しその効果を高めている。具体的には油圧で前後のスタビライザーの作動を制御することで、コーナーでのロールをコントロールする手法だ。個人的にこの技術は評価している。これによって生まれる乗り味は、ダブルプライスの高級SUVに匹敵するからだ。また、グレードによってはリアに電子制御式のエアサスも用意される。コンフォート/ノーマル/スポーツの走行モードに切り替えられるこいつもまた、イマドキSUVの乗り心地を生む。

プラドのエンジンは2.7リッター直4と4リッターV6となる。どちらも基本はキャリーオーバーだが、4リッターエンジンでは、吸排気のバルブタイミング機構を付けることでそれぞれパワーアップが図られている。実際直4でも力強さが備わっていて、街中を走る部分での不自由さはない。が、オフロードに持ち込み少しのアクセルワークでトルクをかけて走るのであれば4リッターをオススメする。

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