2月のマーケット概況 リコール問題の影響は?
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した1月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽乗用車を含め、国内で販売された乗用車全体の販売台数は31万9749台で、前年同月比124.9%と6カ月連続で前年を上回り、3カ月連続の2ケタのプラスとなった。特に3ナンバーの普通乗用車が前年同月比168.1%(5ナンバー小型乗用車は125.2%)と絶好調で、「トヨタ プリウス」の前年同月比389.3%を筆頭に、「トヨタ マークX(ジオ含む)」257.1%、「トヨタ ヴェルファイア」212.5%、「日産 エクストレイル」195.2%など、ボディタイプを問わず、売れ行き好調な車種が多くなった。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車は21万832台で、前年同月比144.5%(日産デュアリス輸入分含む)と7カ月連続のプラス。メーカー合計では軽乗用車を主力とするスズキ、ダイハツ以外は前年を上回り、3万6107台で前年同月比164.7%のホンダをはじめ、トヨタ10万9660台/148.9%(レクサス3833台/301.8%)、日産3万4376台/128.3%、マツダ1万2954台/138.1%、スバル4731台/115.7%、三菱4499台/160.4%と軒並み2ケタ増となった。月間ランキングではプリウス、「ホンダ フィット」が8カ月連続の1、2位。前月3位だった「ホンダ インサイト」は22位に大きく後退したが、ヴェルファイアが前月12位から9位、「マツダ デミオ」が前月20位から10位にランクアップし、ベスト10入りを果たした。ベスト10の10車種はもちろん、ランキング30位までを見ても、24位の「スズキ スイフト」、29位の「トヨタ クラウン」を除き、すべて前年を上回る売れ行きだ。
軽自動車は乗用車部門では9万9905台で、前年同月比97.8%とマイナスだが、貨物車を含めた全体では12万8297台で100.7%となり、15カ月ぶりに前年を上回った。
輸入車は乗用車全体で9012台、前年同月比111.0%と3カ月連続のプラス。海外メーカー製のみでは8397台で、11.1%増と、下落傾向に歯止めがかかった。海外メーカーブランド別乗用車ランキングは、VW(フォルクスワーゲン)が2658台でトップに返り咲き、メルセデス・ベンツが1522台で2位、前月トップだったBMW(ミニを除く)は1008台で3位となった。VW、メルセデスとも前年同月比は142.0%、107.5%とプラスで、4位アウディ、5位ボルボ、7位プジョー、8位フィアットも前年を上回るなど、幸先のいいスタートとなっている。
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