アクセル操作だけで走れる新型リーフのeペダルは想像以上の滑らかな制御

まずは公道での試乗でしたが、乗って、走り出してすぐに気付いたのは静粛性の高さです。「徹底的に音の進入を防ぐ遮音対策を行った」と開発担当者が言うとおり、EV特有の“キーン”音も気にならないレベルで、走行中の車内は1クラス上のサルーンのように静か。その分ロードノイズが若干気になりましたが、これは静かさゆえのことでしょう。またインバーターの改良などで、最高出力100kW／最大トルク320Nmまで、初代からそれぞれ＋20kw、＋66Nmも向上させたモーターによる走りはパワー十分。走り出しから中速域までの加速に全く不満は感じません。

途中でeペダルのボタンを押し、交差点の手前でアクセルペダルを戻すと回生ブレーキによって減速されますが、ノート e-POWERのe-POWERドライブで体験したそれとは明らかに滑らかさが違います。前述の担当者に聞くと「チューニングを何度も重ねて減速Gの滑らかな制御にこだわった」とのこと。減速度はe-POWER（0.15G）以上の0.2Gを発生するにもかかわらず、体感的にはより自然なブレーキに感じました。なお、滑りやすい雪上路面などでは摩擦ブレーキを併用することでより安定した減速を行うそうです。

＞＞＞ 次はカートコースでの試乗へ