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ディーゼル元年。クリーンディーゼルの実力!

ATモデルが待ち遠しい

このような特性や運転をさらに楽にこなすためにも、国内市場にはATの導入が必須。だからこそ日産は急ピッチで開発に着手している。欧州ではすでにエクストレイルにATと組み合わされたディーゼルモデルがあるので、そのATを導入すればとの見方もあるが、それではポスト新長期の排ガス規制をクリアできない。MTではクリアできているのにと思われるだろうが、同じエンジンとはいえトルコンのスリップ分エンジンが吹けるので、排ガス規制ではATのハードルはさらに高くなるのだ。これを解決するべくディーゼル・パティキュレート・フィルターをさらに大型化するなどの手法があるが、なにはともあれ1日も早いATモデルが待ち遠しい。

とは言っても、音や振動が抑えられると共にクリーンな排ガスを実現し、さらには走りやすさを生み出すトルクフルな特性を持つ20GTのクリーンディーゼル。まさに長距離移動に向いており、エクストレイルが持つ素直なハンドリング特性やキャラクターとの相性が良く、MTであってもガソリン車以上にお勧めしたいクルマになっていた。

最後に、勘違いされそうなのでお伝えしておくが、今回のレポートした内容はあくまでも20GTのクリーンディーゼルエンジンの特徴であり、今後他メーカーからも登場する“だろう”クリーンディーゼルの特徴と捉えるのは気が早いということ。

なぜなら、車内では静かだが、車外ではディーゼルと明らかに解る音がしていた。この音を防音材などクルマが持つ静粛性能により車内に入るのを防ぎ、車内の静かさを生み出している印象がある。言い換えれば、防音材などをコスト的に豊富に使いづらいコンパクトカーに搭載されたとき、若干の音が気になるケースもあるかも知れないということだ。さらに言えば、欧州で発売されている最新ディーゼルの印象と比べて思うのだが、このエンジンの出来は素晴らしい。振動が抑えられ、レブリミットまでトルクの落ち込み無く綺麗に回る吹け上がり特性の良さには目を見張るものがある。ガソリンエンジンでも良し悪しがあるように、ディーゼルエンジンにもそれは存在し、20GTのエンジンの完成度は高いというわけだ。

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