MT専用に開発されたアイサイトが登場! 秋のMCで「BRZ」に装着決定!!
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:SUBARU 71
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:SUBARU 71
スバルがMT(マニュアルトランスミッション)車向け「アイサイト」を開発。今秋発表予定の「BRZ」のマイナーチェンジモデルに初採用すると公式発表しました!
MTが欠かせない要素というスポーツカー好きは今も少なくありませんが、すでに採用例はあるものの、交通事故を減らすことが期待できる「先進運転支援システム」はMTとの相性が悪いと言われてきました。
なかでも心配されていたのが、国産スポーツカーの雄「トヨタ GR86」/「スバル BRZ」の兄弟車。現行モデルのAT車にはステレオカメラを用いた先進運転支援システムである「アイサイト」が搭載されていますが、MTはマッチングできないということで非搭載となっていました。
>>BRZのグレードごとの価格やスペック情報はこちら
>>BRZの何が知りたい? みんなの質問はこちら
>>BRZの中古車情報はこちら
>>BRZのユーザーと専門家の本音はこちら
スバルの最新モデルである「クロストレック」や「インプレッサ」ではステレオカメラ+広角カメラの3眼仕様アイサイトとなっていますが、BRZのアイサイトは以前から使われているオーソドックスな仕様で、MT用アイサイトも、AT同様のメカニズムが採用されます。
<画像:MTモデル向けアイサイトの機能。低速域は対応しないがACCも装備>
このMT用アイサイトの搭載により、衝突被害軽減ブレーキや追従機能付きクルーズコントロール(ACCのこと。25km/h前後でキャンセルされるタイプ)といった先進運転支援システムに求める最低限の機能はカバーされます。
さらに、車線逸脱・ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能も搭載。後方監視には超音波ソナーを採用、障害物に近づきすぎると警報を発するクリアランスソナーを装備します。
>>クロストレックの何が知りたい? みんなの質問はこちら
>>クロストレックのユーザーと専門家の本音はこちら
>>クロストレックの中古車情報はこちら
>>インプレッサの何が知りたい? みんなの質問はこちら
>>インプレッサの専門家の本音はこちら
>>インプレッサの中古車情報はこちら
<画像:クリアランスソナーの作動表示画面>
日本車における先進運転支援システムの代名詞ともいえるアイサイトの誕生は2008年5月。アイサイト搭載車は累計550万台を超えていますが、MT用アイサイトが出てこなかった理由はなんでしょうか?
たとえば、MT車で衝突被害軽減ブレーキが作動した場合、ドライバーが操作しなければ停止時にエンストしてしまいます。通常のブレーキシステムだとエンジンが止まると油圧が抜けてしまうので停止状態を保持できず、安全に止まることができません。
スバルの発表によれば、MT用アイサイトではブレーキの油圧を3秒程度保持できるようにしているということです。もちろん、緊急停止でエンストするため、ドライバーはサイドブレーキを引いてエンジンを再始動することになります。
また衝突被害軽減ブレーキ作動時に、ドライバーが慌ててクラッチペダルを踏んだとしても、ブレーキをキャンセルすることなく停止させるロジックも組み込まれています。
MT用アイサイトは、安心安全を重視するスバル開発陣の悲願ともいえるメカニズムですが、こうしたロジックの開発に時間を要したことで誕生が遅れてしまったといえそうです。
「2030年にスバル車が関わる交通死亡事故ゼロ」を目指すスバルにとって、今回のMT用アイサイトは目標を実現するための重要なピース。2030年の段階で、スバルはMTモデルを販売している可能性があるともいえます。
スバルファンならご存知のように、海外向けの「WRX」にはMTモデルが用意されています。MT用アイサイトの誕生は、スバルの象徴ともいえるAWDターボのMT車が日本市場に復活することを期待させることにもなりそうです!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!