10年ぶり登場の新型グランドチェロキーは700万円台後半~1000万円の高級SUVに超進化! アルファードの豪華グレードもライバルか!?
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 155
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 155
「ジープ グランドチェロキー」が約10年ぶりにフルモデルチェンジした。一番のトピックは、5世代目にして初めて3列シートを備えた6人乗り、7人乗り仕様が登場したこと。従来どおりの2列目シート、5人乗り仕様も存在するが、3列シートのグランドチェロキーLのみが先に日本導入された。「L」が付かない2列シートのグランドチェロキーの日本導入時期は未定だが、今年のどこかで入ってくると思われる。
Lというだけあって、新型は全長5200×全幅1980×全高1815mm(コイルサス仕様)、1795(エアサス仕様)mm、ホイールベース3090mmと大きい。「メルセデス・ベンツ GLS」、「BMW X7」、そして発表されたばかりの新型「レンジローバー」のローングホイールベース版など、3列シートをもつ各ブランドのフルサイズSUVとほぼ同じサイズだ。
7スリットグリル、台形ホイールアーチといった歴代モデルに通じる外観上のお約束を守ったうえで、グリルの角度を逆スラントさせるなどの新しいディテールも散りばめられたデザインとなった。上級のサミット リザーブはグリルの各スリット内のドットまでクロームで、なかなかオーセンティックだ。どことなく「ジープ ワゴニア」を思い出させる雰囲気があって、オールドファンを喜ばせる。
「サミット リザーブ」と「リミテッド」というふたつのグレードが設定される。前者はエアサスを装備し、2列目シートが左右独立したキャプテンシートの6人乗り仕様で、インテリアの仕立てや装備も充実した上級グレード。999万円。後者はコイルサス、2列目が3人掛け一体型の7人乗り仕様の廉価グレード。788万円。廉価グレードというのはあくまで相対的な表現で、リミテッドでもレザーシートをはじめ、十分に豪華な仕立てだ。サミット リザーブはレザーの質がより高く、一部にキルティングステッチなどの装飾が入るほか、ナイトビジョンも備わるなど、豪華装備。タイヤ&ホイールもリミテッドが18インチなのに対し、21インチがおごられる。
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