ガヤルドLP560-4試乗!5年目の大幅リファイン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ランボルギーニ・ジャパン
ただ、いくら扱いやすくなったとはいえ、”いっちゃってるクルマ”にしか思えない人も多いだろう。しかし、エキゾチックカー・ファン以外のリッチ・ピープルを狙うとなると、俄然、気になるのは環境問題だ。アメリカではエコカーを作らない会社のコマーシャルには出ないとハリウッドセレブが公言し、ヨーロッパでも政財界の実力者がこぞってエコカーに乗っている。いまや、エコ・コンシャスでなければトレンドを抑えているとはいえない時代なのだ。
永遠のライバルであるフェラーリが2012年までにCO2を40%も減らすとコメントし、ベントレーも「ベントレー+CO2」なるCO2削減目標を発表した。ロールスロイスもCO2排出量の低いベビー・ロールスの開発を示唆している。世界中で20万ドルを越える超高級車が持てはやされている今、大排気量エンジンを積む高級車メーカーこそ環境問題というハードルに挑まなくてはならなくなっている。
当然かもしれないが、ランボルギーニもエコ・コンシャスに向かって動き出している。彼らがIDS(Iniezione Diretta Stratificata)と呼ぶ直噴技術を初めて搭載し、圧縮比を従来の11.0から12.5へと高めたことでエンジンの効率を向上させている。自動変速付きギアボックスの高効率化とあわせて、CO2排出量は先代より18%も低い327g/kmへと向上している。超ド級のスペックを誇る5.2リッターV10を積むにもかかわらず、S500やアウディA8 4.2といったV8搭載モデルよりエコなのだ。足元を固めるピレリPゼロは低速域で10%も転がり抵抗を減らしたが、サーキット・スピードでのグリップは妥協していない。
しかし、街乗り重視やエコ・コンシャスのためにスポーティネスを殺いでしまっては、スポーツカー・メーカーの存在意義はない。そのことは、世界中のリッチ・ピープルが「価値ある20万ドル」を支払うであろう1台を作り出した彼ら自身が一番よく知っている。そして、ガヤルドLP560-4はその期待に充分応えてくれるはずだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【あなたはどっち?】クルマの購入は計画的に! 買うなら「ローン」か「一括」か問題を考える
クルマ好き男性にそっと教えてあげたい。同乗女性からの“格付け”をガタ落ちさせる「ヤバい仕草」4選
【すでに販売枠終了の噂】新型「GRカローラ」日本初公開。台数制限ナシでもまた買えないのか…?
【アルヴェルオーナー必見】「レグノ」の新作「タイプRV」は、後席の快適性爆上がり+運転も楽しめるタイヤだった
【高性能なだけではダメ?】新型GRカローラが先輩GRヤリスを超える“伝説の名車”に育つ鍵はナラティブ(物語)にあり
【今さら聞けない】車好きが得意げに語る「FF・FR」って何ソレ? 雪道で四駆が強い理由も解説
GRスープラ“最終仕様”日本初公開に「カッコいい」「生産終了が惜しい」の声…300台限定で今春投入
【本当はどうなの?】再々販「ランクル70」オーナー評価…燃費、盗難など「不便」は当り前。MT待望論も
【BEV戦略は撤回】ボルボの頂点「XC90」が末期でも大幅改良の背景。BEVより注目度も高そう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!