最速のポテンザ登場! RE-11Sを筑波で試す
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:齋藤 正
今回試乗車として用意されたのは、ロールゲージの装着や足回りの強化が施された「ホンダ S2000」。先代RE55Sと新発売のRE-11Sを履き替えながら、比較試乗することができた。その差は走り出したまさにその瞬間から歴然で、ピットロードを出て1コーナーでハンドルを切ったときの応答性からしてまず違った。RE55Sでも素直に曲がりだすが、RE-11Sでは素直でありつつもシャープに曲がる印象を受ける。イメージとしては、クルマのノーズが軽くなった印象で、回頭性能が向上した感覚だ。
そして、とくに異なるのは横方向に対するグリップ力と耐荷重特性の向上。トレッド面の剛性を均一化する「専用スパイラルベルト構造」が効果を発揮していると思われるが、RE-11Sではブレーキを戻しつつハンドルを切り込むといった、フロントタイヤに荷重を掛けてクルマを旋回させだす動作に対して、イメージ通りにタイヤが反応してクルマが動いてくれる。しかもタイヤが滑ったとしても、ズズッと若干滑る程度で修正も楽に行える。
この特性がどれほど凄いことかは、RE55Sと比べるとより明らか。RE55Sを履いたときに、RE-11Sと同じ速度域で同じ操作をすると、フロントタイヤが荷重に耐えられずに“つぶれ”てしまい、ズルズルと滑り出してしまう。そのグリップ回復にも時間がかかり、タイムロスしている実感がある。端的に言えば、RE55Sはブレーキの戻し動作とハンドルの切り出し動作をオーバーラップさせ辛く、逆を言えばRE-11Sは横方向への高負荷にも耐えるので、減速しつつ曲がりだすと言った運転がし易いわけだ。
RE-11Sのタイヤが滑ることなく高負荷にも耐える感覚は、路面にタイヤが食い込むかのような高いグリップ感も同時に生み出し、RE55Sよりも体感的に速いだけでなく、運転のし易さもある。このような非日常速度域での走りが生み出す高い横Gに耐えたからだろう、首には普段は体験できない疲労感を感じつつ、この性能はライバル勢を打ち負かすだろうと予想したのだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
イモトアヤコ、600万円超の「“オシャ”ハイエース 」購入! 「車中泊楽しそう」「テンション上がる」反響多数のゴードンミラー「GMLVAN V-01」とは
日産、英国のゼロ・エミッション義務化に「早急」な対応求める 政府目標は「時代遅れ」と批判
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
サンパウロGP3位の勢いそのままに……ガスリーがラスベガス予選3番手「最後のアタックはアドレナリンが溢れたよ!」
【旧車高騰の背景を見たり?】足を運んだファンは過去最大の1万2500人! 全米最大のJDMイベント
アルピーヌ、東京オートサロン2025に『A110 Rチュリニ』など出展へ。山野哲也のトークショーも実施
12月1日は岡山国際でドラテク磨き! 初心者向け「カルガモクラス」もある「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」は要チェックです
F1第22戦水曜会見:レースディレクター交代は「知らなかった」と驚くラッセル。一方で対話を続ける意思も明かす
大人気の輸入車コンパクトSUVが進化! VW改良新型「Tクロス」はどう変わった? 乗って思った「これでいいんだよ」感とは
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新「スポーティ顔」採用&四駆設定あり! “新開発エンジン”と8速AT搭載の「D-MAX」「MU-X」タイで発売!
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!