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eトロンスパイダー試乗 近未来EVの実力check

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■ディーゼルターボと2個のモーター [2/6]

まあ、話を先に進めよう。このスタディ・モデルのボディ構造はアルミ・スペースフレームにカーボンの外皮をかぶせたものだ。つまり主要構造はアルミ製の引き出し材と鋳造ジョイント部分からなる。トラペゾイダル・リアアクスル直前に縦置き搭載されているパワートレーンは最高出力300ps、最大トルク650Nmを発生する3リッター・ビターボV6TDIで7速Sトロニックを介してリアを駆動する。

一方、ダブルウィッシュボーンのフロントアクスルには2基の非同期式電気モーターが組み込まれており、この合計出力は64kW(88ps)、トルクは352Nmである。重量は1450kgと発表されており、重いディーゼルと電気モーターとの組合せではまあまあの線に収まっている。将来的にはこのレイアウトによって前後アクスルでトルクベクトリングを採用する計画を立てている。

走行性能は0-100km/hが4.4秒、最高速度は250km/hでリミッターが介入する。


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